目録情報の基準


[目次]
[前ページ] 2.1 ファイル構成
[次ページ] 2.3 所蔵ファイル

2.2 書誌ファイル

 書誌ファイルは,参加組織の共有ファイルであり,資料の書誌情報を管理するためのものである。

 書誌ファイルには,図書書誌ファイル,雑誌書誌ファイルがある。これら二つのファイルには,それぞれ,本基準2.2.1によって区分される資料の書誌情報を収録する。

2.2.1 図書と逐次刊行物

 本基準において図書とは,いわゆる図書及びパンフレット等の印刷資料には限定せず,さまざまな資料形態の単行資料全てのことをいう。また,逐次刊行物とは,資料形態の種別にかかわらず,終期を予定せずに逐次刊行される資料全てのことをいう。

 すなわち,両者の区別は,対象となる資料の刊行方式にのみかかわる。なお,本基準においては,逐次刊行物を雑誌とも呼ぶ。

 モノグラフシリーズ等,両者の境界領域の資料は,双方のファイルにレコードを作成することが望ましい。すなわち,図書ファイルに一つ一つのモノグラフのレコードを,また,雑誌ファイルにモノグラフシリーズ全体のレコードを作成する。

 ただし,境界領域の資料について,参加組織が一方のレコードのみを作成する場合は,以下の基準によることができる。

解説(図書ファイルと雑誌ファイルの違い)

 境界領域の資料の個々の巻号に「固有のタイトル」が存在する場合,図書書誌ファイルにおいては,個々の巻号の単位がレコード作成単位となる。

 一方,雑誌書誌ファイルにおいては,レコード作成単位は逐次刊行物書誌単位であり,個々の巻号の情報は記録されない可能性が高い。

 したがって,個々の巻号の単位の書誌情報の記録・検索を保証するためには,図書扱いが望ましいことになる。

 逆に,個々の巻号に固有のタイトルが存在しない場合,図書ファイルにおいては,個々の巻号の所蔵状況の検索は困難である。従って,所蔵情報の記録・検索を保証するためには,雑誌扱いが妥当である。

2.2.2 書誌レコード

 書誌レコードは,資料についての書誌的記録である。

 書誌的記録とは,資料のタイトル,著者,版等の記録であり,これによって,他の資料との区別や,同一であることの確認を行うためのものである。

(1)レコード作成単位
 書誌レコードは,それ自身の固有のタイトル,著者等によって書誌的に他と区別される資料又はある資料群全体についての書誌的記録(書誌単位)毎に作成する。

 ただし,図書書誌ファイルにおいては,一つの資料に対して,最上位の書誌単位のレコードと最下位の書誌単位のレコードのみを作成する。

 また,雑誌書誌ファイルにおいては,書誌単位毎ではなく,逐次刊行物書誌単位のレコードのみを作成する。

(2)情報源
 書誌レコードは,原則として,各参加組織が所蔵する記述対象資料に基づいて作成する。
(3)他のレコードとの関係
 図書書誌レコードは,シリーズとその個々の資料の関係等を示すために,他の書誌レコードとの間にリンクを形成する。

 また,雑誌書誌レコードは,タイトル変遷関係を示すために,タイトル変遷レコードとの間にリンクを形成する。

 書誌レコードは,著者標目の管理を行うために,著者名典拠レコードとの間にリンクを形成することができる。

 また,図書書誌レコードは,統一タイトル標目の管理を行うために,統一書名典拠レコードとの間にリンクを形成することができる。

 書誌レコードは,個々の資料の所蔵状況を示すために,所蔵レコードとの間にリンクを形成する。


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