目録システムコーディングマニュアル


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12.2.1 HDNG

12.2.1A 〔形式〕

形式

12.2.1B 〔記述文法〕

記述文法

12.2.1C 〔フィールド内容とデータ要素〕

 HDNG フィールドには、著者名の統一標目形を記録する。
 HDNG のデータ要素は、名称、付記事項及び名称のヨミである。
 名称には団体の名前を記録する。
 付記事項には団体の設立年若しくは創設年又は所在地を記録する。
 HDNG は一意的なものでなくてはならない。したがって、名称が一致するような場合は、何らかの付記事項を加えて記録する。

12.2.1D 〔データ記入及び記入例〕

D1 (名称)

D1.1

 団体に対する標目形の記入については、その名前で主として識別される名称のもとに直接形で記入する。 (→ AACR2 24.1)

HDNG:Aslib
HDNG:British Museum
 下部組織と関連団体および政府機関と官職については、 AACR2 の規則 (AACR2 24.12 〜 24.26) を適用する。
 従って、上位団体または関連団体名のもとに記入する (→ AACR2 24.13) か、政府名のもとに記入する (→ AACR2 24.18) と規定されている場合を除き、それ自体の名称のもとに記入する。

D1.2  情報源

 標目形を決定する情報源については、その団体がその国の言葉で発行している資料から決定するものとする。この条件をあてはめられないときは参考情報源から決定する。 (→ AACR2 24.1)

D1.3  ローマ字化

 日本名以外の団体名の記述はローマ字で行う。ローマ字でない文字で書かれる言語の場合は、 LC が採用する翻字形により、ローマ字化する。 (→ AACR2 24.1A)
 従って、キリル文字や目録システム用文字セットに含まれる文字種でも、日本名以外の団体名と判断される場合は、翻字形によりローマ字化する。選択しなかった文字種については SF フィールドに記述する。
 転記すべき文字種・字体が現在のシステム上対応できない場合は、別途定める方法により、置き換え等を行う。 (→ 「基準」 11)

HDNG:Petrozavodski gosudarstvenny D universitet
SF:Петрозаводский государственный универси тет

D1.4  イニシアル

 団体名がイニシアルから成るか、イニシアルを含む場合については、団体が主として用いる慣行にしたがって、ピリオドとその他の句読符号を省略したり、つけたりする。判断できない場合は、ピリオドなどは省略する。ピリオドなどとそれに続くイニシアルの間は字あけしない。ピリオドを付さないイニシアル語の文字の間は字あけしない。 (→ AACR2 24.1)

D1.5 名称の変更

 団体名が変更した場合は、新名称で刊行された資料に対しては、新名称を標目とする著者名典拠レコードを作成する。
 新標目の著者名典拠レコードと旧標目の著者典拠レコードは、 SAF フィールドにより相互に参照する。

HDNG:National Tuberculosis Association
SAF:National Association for the Study and Prevention of Tuberculosis (U.S.) <DA08384096>
SAF:National Tuberculosis and Respiratory Disease Association <DA0838410X>

D1.6  異なる形の名称

 刊行物に表示されている形が複数あるときの標目形の決定については、以下の通りとする。

D1.6.1  情報源

 主情報源に表示されている名称を用いる (→ AACR2 24.2B)

D1.6.2  複数の綴字形

 団体の刊行物にその団体名がいくつかの綴字形で表示されている場合は、

  1. 正字法の公式な変更にもとづく綴字形
  2. 主として用いられる綴字形
  3. 目録した最初の記述対象に表示されている綴字形
 の順に決定する。 (→ AACR2 24.2C)

D1.6.3  主情報源にある複数の表示形

 主情報源に複数の形の団体名が表示されている場合は、

  1. 正式に提示されている形
  2. 主として用いられる形
  3. 同一または類似の簡潔な名称をもつ他の団体と当該団体を区別できる簡潔な形 (イニシアル語または頭文字を含む)
  4. 参考情報源にある形、または公式な形について、1〜3の優先順位を適応する
 の順に決定する。 (→ AACR2 24.2D)

D1.7  異なる形の名称 (言語)

 名称が複数の言語で表示される場合は、以下の優先順位によって、標目形を決定する。 (→ AACR2 24.3)

  1. その団体の公用語の形
  2. 英語形 (複数の公用語があり、その一つが英語である場合)
  3. その団体の刊行物中で主として用いられる言語の形
  4. 英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語の優先順位による
  5. 言語名の英語形が英語のアルファベット順で最初になる言語の名称の形
 の順に決定する。

D1.8 冠詞等の省略

 冒頭の冠詞については省略する。その他、団体に授与された名誉章や勲章を列記した語句等は AACR2 24.5B 〜 C に準拠して省略する。
 ただし、文法上の理由で必要なものはこの限りではない。 (→ AACR2 24.5A)

D2 (付記事項)

D2.1

 名称だけでは団体であると思えない場合は、一般的な指示語を英語で付記する。 (→ AACR2 24.4B)

HDNG:Lotta continua (Association)
HDNG:Lodestar Maps (Firm)

D2.2

 2以上の団体が同一名称であるか、または混同を招くような類似の名称である場合は、それぞれの名称に語または句を付記する。 (→ AACR2 24.4C1)
 個々の付記については、 AACR2 24.4 〜 24.6 、および 24.9 〜 24.11 に従う。
 なお、 24.4C1 に関する任意規定は、以下のように改定された。

AACR2 1988 Revision 24.4C1

 団体間を区別する必要のない場合でも、団体の性格や目的を理解する手掛りとなるなら付記事項を記載する。

12.2.1E 《注意事項》

 「参考情報源」は AACR2 の規定と同じく、団体について書かれた図書と、記事・論文を含むこととする。
 参照した情報源については、 NOTE フィールドに記述する。

 HDNG フィールドについては、原則として最初に作成された標目を維持する、という典拠レコードの基本的な方針から、相応の理由が無い限り、既に登録されている標目形を維持するものとする。

〔関連項目〕


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