目録システムコーディングマニュアル


[目次]
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2.1.11 VOL

2.1.11 A 〔形式〕

形式

 *必ずISBN及びPRICEフィールドと一組にして繰り返す。

2.1.11 B 〔記述文法〕

記述文法

 *スペースが先頭に来る場合、先頭のスペースは省略される。

2.1.11C 〔NCR87Rの区切り記号の採否〕

 1.10.1.2(巻次等の区切り記号)は、採用しない。

2.1.11D 〔フィールド内容とデータ要素〕

 VOLフィールドには、出版物理単位の巻冊次及び説明語句をデータ要素として記録する。

2.1.11E 〔データ要素の情報源〕

 VOLフィールドのデータ要素は原則として、TRフィールドの所定の情報源から採用する。
 複数の情報源にそれぞれ巻冊次等がある場合は、適切なものを採用する。また、所定の情報源のいずれか1か所にでもあれば、採用する。

2.1.11F 〔データ記入及び記入例〕

F1 (巻冊次)

 巻冊次とは、「固有のタイトル」ではない、単行書誌単位を複数の出版物理単位に分割するために付けられた呼称であり、次の2つに分けられる。

 ア)を「巻次等」、イ)を「部編名」という。(→「目録情報の基準第4版」p.33-37)

F1.1

 巻次等に該当するものには、仮名、アルファベット、数字、記号等によって構成されており、当該資料群に対して単に順序付けの意味程度しか持ち得ないと判断されるものも含む。

VOL:天
VOL:地
VOL:あ〜こ
VOL:さ〜と
VOL:な〜ん

 巻次等の記述のうち、数字については、原則としてすべてアラビア数字に置き換えるものとする。ただし、それぞれ異なる字種等の数字の組み合わせによって構成されている場合は、この限りではない。

VOL:IV-2

 巻次等が複数組み合わされている場合にも、当該名称は「巻次等」である。

VOL:天地函第1分冊

F1.2

 部編名に該当するものには、「巻次等」よりも分割に際して何らかの意味を持ち、必ずしも順序を表さないことがあるものも含む。

 地名等についても、それが各巻の部編的な意味を持つと判断される場合には、部編名とする。

 部編名が、複数組み合わされている場合にも、当該名称は「部編名」である。

 該当する名称が「巻次等」であるのか、「部編名」であるのか判断できない場合には、当該名称は「部編名」として採用する。

F1.3

 巻次等が表示されていない出版物理単位については、必要に応じて巻次等を補記する。

VOL:[正]
VOL:続

F1.4

 VOLフィールドには、識別に必要な範囲で情報を記録し、それ以外の情報はNOTEフィールドに記録する。

F2 (説明語句)

 ここでいう「説明語句」は、ISBNの説明語句を指す。

 価格に対する説明語句は、PRICEフィールドに記録する。

 ISBNの説明語句として、装丁に関する表示等が記録される場合がある。

 次のような場合、それぞれのISBNの説明語句を記録する。

2.1.11G 〔フィールドの繰り返し〕

 出版物理単位に対応する巻冊次若しくはISBNの説明語句が複数存在する場合、その数だけVOLフィールドを繰り返す。
 また、VOLと一連となって使用されるISBN、PRICEフィールドのデータ要素が複数存在する場合には、VOLフィールド中に記録すべきデータ要素が存在しない場合でも、VOLフィールド自体はスペースのまま繰り返す。

2.1.11H 《注意事項》

H1

 目録対象資料に巻冊次の他に配本回数の情報がある場合でも、巻冊次を優先する。

H2

 各巻の名称が部編名であると判断される場合でも、各巻に別個の著者等(責任表示)が存在する場合には、その部編名は固有のタイトルであると判断し、独自に書誌を作成しなくてはならない。(→ 2.0.1)

〔関連項目〕


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