目録システムコーディングマニュアル


[目次]
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2.2.2 ED

2.2.2 A 〔形式〕

形式

2.2.2 B 〔記述文法〕

2.2.2C 〔NCR87Rの区切り記号の採否〕

 1.2.0.2(区切り記号法)は、これを採用する。
 ただし、ア)のフィールド間の区切り記号については不採用とする。

2.2.2D 〔フィールド内容とデータ要素〕

 EDフィールドには、目録対象資料の版表示、版に関する責任表示、付加的版表示、及び付加的版表示に関する責任表示をデータ要素として記録する。
 版表示は、当該資料がどのような版であるかを示すために記録する。ただし、装丁の相違のみを表す語句はこれに含めない。
 版に関する責任表示とは、当該資料の一種類以上の版に対しては関係しているが、すべての版に対しては関係していないような責任表示をいう。
 付加的版表示とは、ある特定の版に対して変更が加えられ、再発行されたような場合に、その版に付加される版表示をいう。

2.2.2E 〔データ要素の情報源〕

 EDフィールドのデータ要素の情報源は、NCR87R2.0.3.2(各書誌的事項の情報源)「イ)版」の規定により、標題紙(標題紙裏を含む)、奥付、背、表紙とする。
 また、古写本等の場合は、3.0.3.2(各書誌的事項の情報源)の「イ)版」の規定による。

2.2.2F 〔データ記入及び記入例〕

F1

 情報源中に複数の表示が混在する場合、適切なもののうち、より顕著に表示されている方を採用する。
 複数の表示が混在する場合として、例えば次のようなものがある。

 また、採用しなかったものは必要に応じてNOTEフィールドに記録する。

F2

 内容の改訂等を意味する版表示でない場合でも、書誌的に特定の版を識別する版表示(ただし、装丁に関するものは除く)は、EDフィールドに記録する。
 例えば、次のようなものがある。
 普及版、机上版、学生版、必携版、愛用版、愛蔵版、保存版、限定版、復刻版、
 私家版、贈呈版、簡約版、縮刷版、ワイド版、コンパクト版、謄写版

TR:日本外来語辞典 / 上田万年 [ほか] 共編||ニホン ガイライゴ ジテン
ED:復刻版

F3

 並列版表示は記録しない。

2.2.2G (選択事項)

 NCR87R2.2.1.2別法の規定についての判断は、各参加組織が選択できる。
 なお、各参加組織の判断の結果、当該フィールドにデータの記録があったりなかったりする場合が出てくるが、この場合のデータ要素の有無は新規書誌作成の根拠とはならない。
 (→ 0.4.1 新規レコード作成の指針、図書書誌レコード)

2.2.2H 《注意事項》

H1

 表示されている、版や刷を意味する情報が本当に版表示であるかどうかは慎重に判断しなければならない。
 奥付に版の表示があっても、それが単に「刷」を意味するようなものであるならば、その情報はEDフィールドに記録してはならない。
 一方、「刷」と表示されていても、内容的に変更があったことが他の情報源、あるいは本文中等から容易に判明するならば、その「刷」の情報をEDフィールドに記録することができる。
 その場合は、記録の根拠をNOTEフィールドに記録する。ただし、その他の情報により明らかな場合は記録する必要はない。

H2

 逐次に刊行されるものの表示(「年版」など)は、版として記録せず、VOLフィールドに記録する。(→ 2.1.11 VOL)

H3

 装丁に関する版表示はEDフィールドでなく、VOLフィールドに記録する。したがって、NCR87R2.2.1.1A(版表示とするものの範囲)の「新装版」「豪華版」は、EDフィールドでなくVOLフィールドに記録する。
 この他に、次のような装丁に関する表示も、版表示とはしない。
 革装版、並装版、改装版、特装版、和装版

H4

 翻訳の原版の表示は、記録してはならない。その情報は必要に応じて、NOTEフィールドに記録する。

〔関連項目〕


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