目録システムコーディングマニュアル


[目次]
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4.2.4 PHYS

4.2.4 A 〔形式〕

形式

4.2.4 B 〔記述文法〕

記述文法

4.2.4C 〔AACR2の区切り記号の採否〕

 AACR2の1.5A1(区切り記号法)及び2.5A1(区切り記号法)の採否については、次のとおりとする。なお、各項の番号(1,2,3など)はAACR2の1.5A1と2.5A1の各段落に対応し、番号に続く丸括弧内に各段落で規定する区切り記号の内容の要約を示す。

 日本語版刊行後に、第5段落は次のように改訂された。これにより、複数の付属資料を記録する場合にも適用できるようになった。

 AACR2 1988 Revision 1.5A1第5段落
 各付属資料の表示は、それぞれプラス記号に続けて記載する。

4.2.4D 〔フィールド内容とデータ要素〕

 PHYSフィールドには、目録対象資料の数量(ページ数、図版数等)、その他の形態的細目(挿図、肖像、地図等)、大きさ、及び付属資料等の情報をデータ要素として記録する。

4.2.4E 〔データ要素の情報源〕

 PHYSフィールドのデータ要素の情報源は、当該出版物全体とする。(→ AACR2 2.0B)

4.2.4F 〔データ記入及び記入例〕

F1 (数量)

F1.1

 各資料種別ごとに形態的表示は異なる。目録規則の当該個所を参照して記録する。(→ AACR2 1.5B1)
 このとき資料の各構成単位が同一サイズであれば特定資料表示の前に「identical」と付記する旨の規定が、日本語版刊行後の改訂によって追加された。

PHYS:25 identical maps
PHYS:50 identical sets of 10 slides

F1.2

 目録対象資料に再生時間がある場合の記録方法は、AACR2の第2章以下の該当個所(6.5B2,7.5B2)に記載されていたが、日本語版刊行後の改訂によって1.5B4に統合された。その際、再生時間を分で記載するという指示は、資料に表示されている時間を記載する指示に変更された(それに伴い、再生時間が5分以上かどうかによって、記録方法を区別する(分で記録するか、分と秒で記録するか)表現はなくなった)。

PHYS:1 videocassette (60 min., 12 sec.) : sd
 AACR2 1988 Revision1.5B4
a) 再生時間が資料に記載されている場合は、記載されている時間を記載する。
1 sound cassette (40 min.)
1 film loop (3 min., 23 sec.)
2 sound discs (1hr., 30 min.)
b) 再生時間が資料に記載されていないが容易に確認できる場合は、それを記載する。
1 videoreel (30 min.)
c) 再生時間が資料に記載されておらず、また容易に確認できない場合は、任意に、およその時間を記載する。
1 piano roll (ca. 7 min.)
2 film reels (ca. 90 min.)
d) 複数の部分から構成される資料に全体の再生時間若しくはおよその全体の再生時間が記載されている場合は、任意に、各部分の再生時間を記載し、eachと続ける。そうでなければ全体の再生時間を記載する。
31 sound cassettes (60 min. each)
11 sound cassettes (ca. 30 min. each)
2 videoreels (50 min.)

F1.3

 ブライユ点字又はその他の触読システムの記録について、AACR2の日本語版刊行後に改訂された部分を次に示す。

 AACR2 1988 Revision 2.5B23
 記述対象が墨字と点字その他の触読システムから成る場合や、2種以上の触読システムから成る場合は、それを組み合わせた簡潔な記述をする。
300 p. of print and braille
205 leaves of braille and Nemeth code
 記述対象が熱形成によるコピーであるときは、thermoformという語を付記する。
64 leaves of braille (thermoform)
 ブライユ点字カセット資料については、10.5B1を見よ。

F1.4

 大活字で印刷されている場合の記録について、AACR2に新たな規定が追加された。

 AACR2 1988 Revision 2.5B24
 記述対象が、視覚障害者の利用のための大活字で印刷されている場合は、冊数、丁数やページ数の表示に、largeprintという語句を付記する。
3 v. (large print)
342 p. (large print)
 任意で、largeprintを含む一般資料種別(1.1C1を見よ)を使用しているときは、上のような付記はしない。

 AACR2の1.1C1は、日本語版刊行後、資料種別のリストが改訂され、また、次の文章が追加された。

 AACR2 1988 Revision 1.1C1
 視覚障害者のための資料に関しては、リスト2の用語の後に(largeprint)又は(tactile)を適宜付記する。また、リスト2の、braille,text以外の用語に対しては、(braille)を適宜付記する。

F2 (その他の形態的細目)

F2.1

 AACR2の2.5C5(挿図類の幾つか、又はすべてが見返しにある場合は、その事実を注記する)は、日本語版刊行後の改訂で削除された。

F3 (大きさ)

F3.1

 入れものの名称と大きさを記録する任意規定が、日本語版刊行後の改訂で追加された。

 AACR2 1988 Revision 1.5D2
 任意に、資料が入れものの中に入っている場合は、その資料の大きさの後、若しくは唯一の大きさとして、入れものの名称と大きさを記載する。
12 paperweights : glass ; 12 cm. Each in diam. In box 40 × 50 × 8 cm
1 stone : malachite ; in box 12 × 9 × 18 cm

F3.2

 多巻セット中の図書の高さが異なっている場合の記録については、各巻の高さの差の条件があったが、日本語版刊行の後の改訂でその条件は削除された。(→ AACR2 2.5D3)

F4 (付属資料)

 ある資料と同時に刊行され、同時に使用するようになっている付属的な資料について記録する。(→ 4.0.5 付属資料)

PHYS:482 p. : ill. ; 24 cm. + 1 floppy disk

PHYS:1 computer laser optical disk : col. ; 4 3/4 in. + 2 floppy disks + 1 user's guide

 付属資料はNOTEフィールドに記録することができる。

NOTE:1 computer disk in pocket (3.5 inch)

4.2.4G 《注意事項》

 付属資料の記入については、資料によってはVOLフィールドに記録されるものもある。

〔関連項目〕


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