目録システムコーディングマニュアル


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[前ページ]51.1 別法の採否
[次ページ]第53章 国立国会図書館「日本目録規則」適用細則

51.2 任意規定の適用範囲

 ここでは、「NCR87R」の条項番号順に、「NCR87R」任意規定の適用範囲を示す。

51.2A 〔通則〕

 「NCR87R」において本則(又は別法)の敷衍事項として示されている条項については、以下の各項目で特に別の規定が示されていない限り、当該任意規定を「入力レベル:選択」に相当するものとして扱うことを原則とする。

 任意規定が「基準」の該当部分と相違する場合は、当該任意規定は採用しない。
 また、条項によっては、「基準」に従い、当該任意規定のかかわる本則(又は別法)自体も採用しないことがある。

51.2B 〔第1章〕(記述総則)

B1 〔1.0.2.3任意規定〕(単行レベルの記録)

 基準に従い、任意規定は採用しない。

 単行単位に含まれる著作は、CWフィールドに記録する。
 ただし、著作の記録は、「入力レベル:選択」である。

B2 〔1.1.5.1D任意規定〕(責任表示とするものの範囲:記録しない個人名、団体名等)

 TRフィールドに記録しない個人名、団体名等は、NOTEフィールドに記録する。
 ただし、これらの記録は、「入力レベル:選択」に相当する。

B3 〔1.4.1.1D任意規定〕(出版地、頒布地等とするものの範囲:頒布地の記録)

 「基準」に従い、任意規定を採用する。

 任意規定に従い、頒布地は、PUBフィールドに記録する。

 頒布地に対して、出版地とは別にPUBフィールドを設定する。

B4 〔1.4.2.1C任意規定〕(出版者、頒布者等とするものの範囲:頒布者の記録)

 「基準」に従い、任意規定を採用する。

 任意規定に従い、頒布地は、PUBフィールドに記録する。
 その際、任意規定の「頒布者を出版地、出版者に続けて記録する。この場合、頒布地が出版地と同一のときは一方の記録を省略する。」は、「基準」に従い、適用しない。

 頒布者に対して、出版者とは別にPUBフィールドを設定する。また、頒布地は出版地と同一である場合も省略しない。

 ただし、「NCR77」を適用して作成された参照レコード等からの流用入力又は新規入力を行う際は、任意規定を採用せず、本則どおり、「出版者と頒布者双方の表示があるときは、頒布者は原則として記録せず、必要があれば注記する」ことができる。この方法を採用するかどうかは、各参加組織の選択事項である。

B5 〔1.4.3.1A任意規定〕(出版年、頒布年等とするものの範囲:著作権表示年)

 出版年と異なる著作権表示年は、PUBフィールドに記録する。
 ただし、出版年と異なる著作権表示年の記録は、「入力レベル:選択」に相当する。

B6 〔1.4.4.1A任意規定〕(記録の方法:製作地、製作者、製作年)

B7 〔1.4.4.2A任意規定〕(記録の方法:製作年等)

 製作地、製作者、製作年等は、出版地、出版者、出版の日付等をPUBフィールドに記録する場合でも、PUBフィールドに記録する。
 ただし、これらの記録は、「入力レベル:選択」である。

B8 〔1.5.1.2A任意規定〕(記録の方法:数量)

 単行書誌単位の書誌レコードにおいては、数量の記録は、「入力レベル:必須2」である。
 セットものの数量は、刊行が完結した時点で、PHYSフィールドに記録する必要がある。

 集合書誌単位の書誌レコードにおいては、数量の記録は、「入力レベル:選択」である。

B9 〔1.8.1.2任意規定1〕(記録の方法:不正確な標準番号)

 標準番号のうち、ISBN、及びISSNの記録は、「入力レベル:必須2」である。
 正しいISBN(又はISSN)は、判明する限り、ISBNフィールド(又はISSNフィールド)に記録する必要がある。
 目録対象資料に表示されている不正確なISBN(又はISSN)は、XISBNフィールド、XISSNフィールド又はOTHNフィールドに記録する必要がある。

B10 〔1.8.1.2任意規定2〕(記録の方法:装丁)

 任意規定は採用しない。
 装丁に係わる語句は、VOLフィールドに記録する。

B11 〔1.8.2〕(キイ・タイトル)

 キータイトルは、本タイトルと同一であっても、VTフィールドに記録する。
 ただし、キータイトルの記録は、「入力レベル:選択」に相当する。

B12 〔1.8.3〕(入手条件・定価)

 入手条件、定価等は、PRICEフィールドに記録する。
 ただし、これらの記録は、「入力レベル:選択」である。

51.2C 〔第2章〕(図書)

C1 〔2.0.2.3任意規定〕(単行レベルの記録)

 →B1〔1.0.2.3任意規定〕

C2 〔2.1.5.1D任意規定〕(著者表示とするものの範囲:記録しない個人名、団体名等)

 →B2〔1.1.5.1D任意規定〕

C3 〔2.4.1.1D任意規定〕(出版地、頒布地等とするものの範囲)

 →B3〔1.4.1.1D任意規定〕

C4 〔2.4.1.2C任意規定〕(記録の方法:出版国の表示)

 この条項については、別途検討を行う。

C5 〔2.4.2.1D任意規定〕(出版者、頒布者等とするものの範囲:記録しない出版者)

 最初の出版者等以外の出版者等は、PUBフィールドに記録する。
 また、PUBフィールドに記録できない出版者等は、NOTEフィールドに記録する。
 ただし、これらの記録は、「入力レベル:選択」である。

C6 〔2.4.2.1E任意規定〕(出版者、頒布者等とするものの範囲:頒布者の記録)

 →B4〔1.4.2.1C任意規定〕

C7 〔2.4.3.1任意規定〕(出版年等とするものの範囲:最新の出版年)

 任意規定は採用しない。

 最新の出版年は、所蔵レコードのCPYRフィールドに記録する。
 ただし、最新の出版年の記録は、「入力レベル:選択」である。

C8 〔2.4.3.1A任意規定〕(出版年等とするものの範囲:著作権表示年)

 →B5〔1.4.3.1A任意規定〕

C9 〔2.6.5〕(シリーズのISSN)

 シリーズのISSNの記録は、「入力レベル:必須2」である。
 シリーズのISSNは、親書誌レコードのISSNフィールド(及びOTHNフィールド)に記録する必要がある。

C10 〔2.8.1.1A任意規定〕(ISBNとするものの範囲:日本以外の国名記号を持つISBN)

 目録対象資料にかかわるISBNの記録は、「入力レベル:必須2」である。
 ただし、日本以外の国名記号を持つISBNの記録方法については、別途検討を行う。

C11 〔2.8.1.2任意規定〕(ISBNとするものの範囲:不正確なISBN)

 不正確なISBNの記録は、「入力レベル:必須2」である。
 不正確なISBNは、XISBNフィールドに記録する必要がある。

C12 〔2.8.3〕(入手条件・定価)

 →B12〔1.8.3〕

51.2P 〔第13章〕(逐次刊行物)

P1 〔13.8.2〕(キイ・タイトル)

 →B11〔1.8.2〕

P2 〔13.8.3〕(入手条件・定価)

 →B12〔1.8.3〕

P3 〔13.10.2〕(合綴製本の数量)

 合綴製本の数量は、所蔵レコードのLDFフィールドに記録する。
 ただし、合綴製本の数量の記録は、「入力レベル:選択」に相当する。

P4 〔13.10.3〕(保存期間)

 保存期間は、所蔵レコードのLDFフィールドに記録する。
 ただし、保存期間の記録は、「入力レベル:選択」に相当する。

51.2Q 〔第21章〕(標目総則)

Q1 〔21.2.1〕(統一標目:統一タイトル)

 この条項については、別途検討を行う。

51.2R 〔第22章〕(タイトル標目)

R1 〔22.3.0任意規定〕(標目の表し方:原綴のタイトル)

 「基準」に従い、任意規定は採用しない。

 タイトル全体が原綴で表示されている場合は、タイトルとして記録する形がそのまま標目となる。

51.2S 〔第23章〕(著者標目)

S1 〔23.2.1.3任意規定〕(標目の形:人名の付記事項)

 人名の付記事項の記録は、「入力レベル:必須2」に相当する。
 判明している生没年等は、同定識別上の必要性がなくても、著者名典拠レコードのHDNGフィールド(又は書誌レコードのALフィールド)に記録する必要がある。
 また、生没年は、著者名典拠レコードのDATEフィールドに記録する。ただし、生没年のDATEフィールドへの記録は、「入力レベル:選択」である。

S2 〔23.2.2.3任意規定〕(標目の形:団体の内部組織)

 目録対象資料に表示されている内部組織の記録は、「入力レベル:必須2」に相当する。
 団体の内部組織を含めた名称は、HDNGフィールド(又は書誌レコードのALフィールド)に記録する必要がある。

S3 〔23.2.2.6H任意規定〕(標目の形:会議、大会等)

 「基準」に従い、任意規定をさらに敷衍して採用する。

 回次、開催年、及び開催地の記録は、「入力レベル:必須2」である。
 一連の回次を有する同一名称の会議、大会等については、回次、開催年、及び開催地は、書誌レコードのALフィールドに記録する必要がある。
 回次のない会議、大会等については、開催年、及び開催地は、著者名典拠レコードのHDNGフィールドに記録する必要がある。
 また、回次、開催年、及び開催地は、著者名典拠レコードのNOTEフィールド(及びDATEフィールド、PLACEフィールド)に記録する。ただし、回次等のNOTEフィールド等への記録は、「入力レベル:選択」である。

S4 〔23.3.4.0任意規定〕(標目の表し方:団体の内部組織)

 「基準」に従い、任意規定は採用しない。

 内部組織は、上部組織との間を区切らずに(直接形で)、著者名典拠レコードのHDNGフィールド(又は書誌レコードのALフィールド)に記録する。
 また、上部組織との間を区切った形(副標目形)は、著者名典拠レコードのSFフィールドに記録する。ただし、副標目形の記録は、「入力レベル:選択」に相当する。

S5 〔23.4.0任意規定〕(標目指示:出版者名)

 この条項については、別途検討を行う。

51.2V 〔第26章〕(統一タイトル)

 この章については、別途検討を行う。

51.2X 〔第3部〕(排列)

 目録システムにおいては、第3部全体が無関係である。

51.2Z 《注意事項》

 以上に挙げていない任意規定については、別途検討を行う。


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