目録システムコーディングマニュアル


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[前ページ] 7.2.2 ED
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7.2.3 VLYR

7.2.3A 〔形式〕

VLYR 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
巻次・年月次に関する事項 必須2 可変長 1024バイト 1
巻次・年月次表示
別形式の巻次・年月次表示
巻次変更後の巻次・年月次表示
必須1
選択
必須2
   

7.2.3B 〔記述文法〕

7.2.3C 〔AACR2の区切り記号の採否〕

 区切り記号は,AACR2 12.3A1, AACR2R2002 12.3A2に準拠する。ただし,エリア間の区切り記号については採用しないこととする。

7.2.3D 〔フィールド内容とデータ要素〕

 VLYRフィールドには,逐次刊行物の各出版物理単位を順序付けする巻次および年月次表示を記録する。
 巻次は番号等により順序付けを示すものであり,年月次は年月日あるいはそれに準じた暦に関連する記号により順序付けを示す。これに対して,出版日付は出版年や出版日を明示したものであり,年月次と基本的に性格を異にする。巻次・年月次をもたない資料は,逐次刊行物として扱うことはできない。

7.2.3E 〔データ要素の情報源〕

 VLYRフィールドのデータ要素の情報源は,当該出版物全体とする。ただし,初号(あるいは変遷直後号)と終号(あるいは変遷直前号)によってのみ,記録が可能である。初号も終号も所蔵していない場合は,このフィールドには記録できない。(→ 7.0D2D3
 複製資料の場合は,原本を情報源とする。(→ 7.0.2C10

7.2.3F 〔データ記入及び記入例〕

F1 (データ記入の原則)

F1.1 (巻次の転記)

 巻次の転記に当たっては,各言語の大文字使用法(→ AACR2付録 A),標準的な略語(→ AACR2付録 B)・数詞(→ AACR2付録 C)に語句を変換する。数詞・数字は原則としてアラビア数字を用いる。巻レベルと号レベルの間は,コンマ,スペース(,△)を挿入する。
 AACR2 12.3B1のハイフン(−)と4字あけを表示の後に続ける規定は採用しない。

      VLYR:Vol. 1, no. 1

F1.2 (年月次の転記)

 年月次は,対応する巻次に続けて丸括弧内に記録する。転記に当たっては,各言語の大文字使用法(→ AACR2付録 A),標準的な略語(→ AACR2付録 B)・数詞(→ AACR2付録 C)を使用する。数詞・数字は原則としてアラビア数字を用いる。
 月名は数字に変換せず,標準的な略語を記録する。

      VLYR:Vol. 1, no. 1 (Jan. 1996)-
      VLYR:Vol. 12 (1972)-v. 18 (1978)
      VLYR:46 (1932)-50 (1937)
      VLYR:#1 (Jan. 1988)-#12 (Dec. 1988)
      VLYR:1997 (1997)-
      VLYR:Vol. 1 (July 7, 1967)-v. 31, no. 396 (Jan. 31, 1975)

F2 (巻次・年月次の記述)

F2.1 (初号・変遷直後号の記録)

 初号・変遷直後号の巻次・年月次とハイフン(−)を記録する。

      VLYR:1 (summer 1984)-
      VLYR:Vol. 1, no. 1 (winter 1979/1980)-
      VLYR:'96 (1996)-

F2.2 (継続刊行途中号の記録)

 初号の巻次・年月次が既に記録されている場合は,何も記録しない。

F2.3 (終号・変遷直前号の記録)

 ハイフン(−)と終号・変遷直前号の巻次・年月次を記録する。

      VLYR:-10th ed. (1990)
      VLYR:-32 Jahrg., no. 12 (Dec. 1903)
      VLYR:-82e session (6 févr. 1957)

F2.4 (初号に巻次・年月次の表示がないもので推測可)

 初号に巻次・年月次の表示がない場合,それに続く号で順序づけがなされると見なせる数字・記号が出現する場合,その表示方法に従って,初号の巻次・年月次を補記することができる。(→ AACR2 12.3D)

      VLYR: [Bd.1] ( [1970] )-	(巻次・年月次ともに表示されていない。後続の号にBd.2,Bd.3の表示あり)
      VLYR: [No.1] ( [1997] )-	(巻次・年月次ともに表示されていない。後続の号にNo.2,No.3の表示あり)
      VLYR: [Pt.1] (1950)-	(年月次だけは表示されている。後続の号にPt.2,Pt.3の表示あり)

F2.5 (巻次がない場合)

 巻次の表示が全く現れない場合は,年月次を代用して記録する。
 ( )に年月次を重ねる記述文法はNACSIS独自規定である。(途中で巻次が消滅した場合には,巻次変更の扱いを要す)

      VLYR:1997 (1997)- 
      VLYR:'90 (1990)-
      VLYR:No. 1 (1975)-no. 5 (1980) ; 1981 (1981)-
           (No.5までにしか巻次表示が現れない)

F2.6 (年月次がない場合)

 年月次の表示が全く現れない場合や,途中で消滅した場合には,出版日付を補記する。

      VLYR:Vol. 8, no. 2 ( [June 1995] )-
      VLYR:-14 ( [1951] )
      VLYR:1 ( [1962] )-28 ( [1979] )

F2.7 (合併号の場合)

 記入すべき号が合併号である場合,合併号を一つの号であると見なし,号を切り分けては記録しない。その場合,対応する年月次間の接続記号は,スラッシュ(/)を使用する。(スラッシュの使用は,NACSIS独自規定)

      VLYR:Pt.100/101/102 (1961/1962/1963)-
      VLYR:-56th (June 12/13/14, 1974)
      VLYR:-64th/65th (1991)
      VLYR:-1989/90 ed. (1989/1990)
      VLYR:Vol. 1, no. 1 (Jan. 1979)-v. 6, no. 5/6/7 (May/June/July 1984)

F2.8 (複数の言語表示がある場合)

 巻次あるいは年月次が,複数の言語もしくは文字で表示されている場合,本タイトルの言語,もしくは文字に対応する表示のみを記録する。この規定が適用できない場合は,最初の表示を記録する。(→ AACR2 12.3B2, 12.3C3)

      〇 VLYR:2 (May 1977)-
      × VLYR:2 (May 1977) = 2 (Mai 1977)- とは記録しない。

F2.9 (単一の号しか刊行されなかった場合)

 単一の号しか刊行されなかった場合は,その号が初号でありまた終号であると見なし,その号の巻次・年月次を2つ記入し,ハイフン(−)でそれらをつなぐ。(NACSIS独自規定)

      VLYR:No. 10 (spring 1988)-no. 10 (spring 1988)
      VLYR:8 (1953)-8 (1953)
      VLYR:Vol. 1 (1963)-v. 1 (1963)

F3 (別形式の巻次・年月次表示,その優先順位)

 別形式の巻次・年月次表示が存在する場合,原則として,他の書誌レコードと共通する表示よりも,その書誌レコードに固有な表示を優先採用する。(NACSIS独自規定)

F3.1 (タイトル変遷後の巻次)

 変遷後に付与された巻次は,変遷前誌より引き継いだ巻次より優先使用する。(→ AACR2 12.3B3)

F3.2 (固有の巻次)

 当該の逐次刊行物固有の巻次は,他の逐次刊行物と共有する巻次より優先して使用する。また,全ての部編に共通する巻次とその部編に固有の巻次とでは,その部編に固有の巻次を優先使用する。(NACSIS独自規定)

F3.3 (2階層の巻次)

 2階層の巻次(巻号表示など)は,1階層の巻次(通号表示など)より優先使用する。(NACSIS独自規定)

F3.4 (非優先使用の巻次の表現)

 上記の優先して使用する巻次表示以外の表示も,併記することができる。併記する場合は各方式間をスペース,等号,スペース(△=△)でつないで表示する。(→ AACR2 12.3E)

      VLYR:Vol. 15, no. 1 (Oct. 1989)- = No. 31 (Oct. 1989)-
      VLYR:-1989, no. 12 (дек. 1989) = -66 (дек. 1989)
      VLYR:1 (1903)-17 (1919) = 6 (1903)-22 (1919)

F4 (巻次変更)

F4.1 (巻次表示方式が変更の場合)

 巻次の表示方式が変更になった場合,旧方式による初号,終号の巻次・年月次を記録したあと,スペース,セミコロン,スペース(△;△)に続いて新方式による巻次・年月次を記録する。

 このような場合,別に書誌レコードを作成するべき場合もある。出版者や編集者の意図から継続関係の十分な調査が必要である。(→ 0.4.3 [VLYR]

F4.2 (年月次表示形式が変更の場合)

 年月次の変更は巻次変更とは見なさず,記録しない。ただし,巻次表示がないために,年月次を代用して巻次としている場合には,その変更を巻次変更と見なす。

F5 (巻次変更とは見なさない場合)

F5.1 (巻次の呼称の変化)

 「No.」が「Vol.」に変更するなど,単なる呼称の変化は巻次変更とはしない。

F5.2 (巻次体系の階層は変化するが,巻レベルの数値が一貫している場合)

 Vol. 1, 2, 3, 4, 5.1, 5.2, 5.3, 5.4, 6.1, ...のような刊行の場合は,巻次変更とはしない。

F5.3 (他の逐次刊行物と巻次体系を共有している場合)

 他の逐次刊行物と巻次体系を共有しており,そのために巻次が不連続になる場合は,巻次変更とはしないでNOTEフィールドに,その事実を記録する。(→ 7.2.7F3.12

      Section Aが,Vol.131, 133, 135……
      Section Bが,Vol.132, 134, 136……

F5.4 (誤植による巻次の数値の後退,反復,飛躍の場合)

 誤植による巻次の乱れは,巻次変更としない。誤植の事実については,NOTEフィールドに記録する(→ 7.2.7F3.12)。

F5.5 (巻に相当するものがなく号数のみが繰り返し反復する場合)

 「巻」に相当するものがなく,号数のみが反復する場合には,号数が元に戻るたびに巻次変更とはせず,適宜巻(年次等)を補記し,巻次が一貫するように記録する。

      ○ VLYR: [1990] , 1 (1990. 1) - [1991] , 12 (1991. 12)
      × VLYR:1 (1990. 1)-12 (1990. 12) ; 1 (1991. 1)-12 (1991. 12) のようには記録しない。

F6 (逐次刊行物全体の順序づけを示す表示)

 逐次刊行物全体の順序づけを示す表示( 「II」,「New series」,「2nd series」等)の変更・追加は,巻次変更とはせず,タイトル変遷と見なし,別書誌を作成する。(NACSIS独自規定)(→ 7.0.1A17.2.1F2.8


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