目録システムコーディングマニュアル


[目次]
[前ページ]8.4.2 SAF
[次ページ]第9章 著者名典拠レコード(日本名:団体名)

8.5.1 NOTE

8.5.1 A 〔形式〕

NOTE 入力レベル 属性 フィールド長 繰り返し数
注記 必須1 可変長 1024バイト 128

8.5.1 B 〔記述文法〕

記述文法

8.5.1C 〔フィールド内容とデータ要素〕

C1

 NOTEフィールドには、典拠レコード内のデータ作成・修正に関する各種情報を記録する。

C2

 NOTEフィールドには他のフィールドには記述できないが、各参加機関が必要とする各種情報を記録するために設けられたフィールドである。

8.5.1D 〔データ記入及び記入例〕

D1 統一標目形の決定の根拠とした情報源を記述する典拠注記

 統一標目形の決定の根拠とした資料が、典拠レコードを最初に作成する際に用いた目録対象資料である場合は、書名・出版者・出版年及び資料中のどこに記述されていたかを記録する。また最初に典拠レコード作成時に用いた目録対象資料ではない場合は、根拠とした資料名・出版者及び出版年若しくは年版の表示又は版の表示を記録する。さらに何らかの資料に拠ったのではなく、本人からの回答、出版者からの回答、推量による記述等の場合にもその旨を記録する。

NOTE:「ウィーン精神」(みすず書房, 1986) の奥付による
NOTE:研究者・研究課題総覧1990年版による
NOTE:生年は「現代日本人名録」(日外アソシエーツ, 198-)による
NOTE:標目のヨミは推量形
NOTE:ヨミは本人回答による

D2 統一標目形等の追加・修正事項と修正の根拠とした情報源を記述する修正注記

 統一標目形の修正、その他の各フィールドの追加・修正に当たって根拠とした情報源を記録する。この注記の詳細は、「第25章レコード修正」の該当条項を参照せよ。

D3 著者個人の同定識別に必要な各種情報注記

D3.1

 新規に典拠レコードを作成した後、新たに書誌レコードとリンク関係を形成しようとする際に、目録対象資料中の著者と典拠レコードの標目形に示された著者とが同一人物であるかどうかの判断を容易に行えるようにするため、同定識別上必要と思われる著者に対する情報を記録する。
 この各種情報は必ずしも目録対象資料中に存在するものである必要はない。各種人名事典等、二次資料であっても構わない。
 ここに記録できる情報は可能な限り、広く一般に公開されている情報とし、また必要以上に詳細な情報である必要はない。
 資料中の著者略歴や、人名事典から引用する際は、著作権の侵害にならないよう注意する。

D3.2

 同定識別に用いられる各種情報としては次のようなものが考えられる。

D3.3

 また同定識別には直接重要な情報を提供する訳ではないが、NOTEに記録される可能性のある情報として次のようなものがある。

NOTE:九州大学文学部助教授、文学博士
NOTE:専攻 : 精神医学
NOTE:原子力燃料工業(株)監査役
NOTE:東京第二弁護士会所属, 弁護士
NOTE:翻訳業
NOTE:開業医

D4 統一標目形と採用しなかったその他参照形との関係を示す情報注記

D4.1

 統一標目形に採用しなかった形で、目録対象資料の規定の情報源に記述されている形を記録した場合は、その根拠となった情報源等を記録する。

NOTE:出版社に問い合わせた結果、漢字の表記形を出版物ごとに変更していると判明
NOTE:国内刊行洋図書に表記されたローマ字形

D4.2

 さらに統一標目形に採用しなかった形で、目録対象資料の規定の情報源に記述されていない形ではあるが、参考資料等に記載されており、SFフィールドに記述されたものについてはその形がどのような参考資料によったのかを記録する。

D4.3

 SAFフィールドに記録された情報について、当該レコード間の関係を記録する必要がある場合は、その旨を記録する。

HDNG:藤本, 弘
SAF:藤子, 不二雄||フジコ, フジオ
NOTE:SAFフィールド中の標目は、当該標目として記載されている人物が安孫子素雄と共同して著作を表している場合の標目

D5 典拠レコード作成時に用いた目録対象資料の書誌的情報

 典拠レコード作成時に用いた目録対象資料を統一標目形の決定の根拠としなかった場合でも、典拠レコードを最初に作成した時の目録対象資料についての書誌的情報を記録する。

NOTE:研究者・研究課題総覧1990年版による
NOTE:「シェイクスピア」(慶應義塾大学法学研究会,1984)

8.5.1E 〔フィールドの繰り返し〕

 1つのフィールドには原則として1つの情報を記録する。複数の情報を記録する場合は、NOTEフィールドを必要な数だけ繰り返す。

8.5.1F 《注意事項》

F1

 注記のうち、統一標目形の作成根拠とした情報源については、必ず記録しなければならない。

F2

 NOTEフィールドの記録に用いる言語は特に指定しない。

F3

 NOTEフィールドの順序については問わないが、一つのフィールドに追い込み式で記入することはしない。

F4

 著者個人の同定識別のために記録される各種情報については、必要最小限に留めることが、個人情報の保護・プライヴァシー保護の観点から、望ましいことである。したがって必要以上の記述は仮に情報が得られたとしても、行わないことの方が望ましい場合もある。

F5

 たとえ判明したとしても、次の情報については、これを記録しない。

F6

 書誌の作成・修正中にLINKTOAUTHORコマンドを発行して典拠レコードを作成・修正すると、LINKTO発行元の書誌レコードの(ヨミを除く)TRフィールドとPUBフィールドの情報が,典拠レコードのNOTEフィールドに自動的に埋め込まれる。
 HDNGフィールドに記録した形が当該資料のどこに表示されているかを、これに追記して示すことができる。
 既に記録されている情報と同じ情報が埋め込まれた場合は、これを削除することができる。
 なお、このとき自動的に設定される定型導入語句は、典拠レコードを作成する場合はSRC、修正する場合はEDSRCである。

〔関連項目〕


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