オンライン・システム・ニュースレター No.14 (1988.04.30)





6  雑誌書誌ファイル


6.1 書誌レコードの構成と記述規則

 書誌レコードの各データ項目と入力レベル、その内容、記述規則等を表II-3に示した。各項目中のデータ要素は、原則として、ISBD(ISBDに対応 しない項目についても類似の形式)に従って記述する。

6.1.1 IDおよびコードブロック
 このブロックは、次の諸要素からなる。コード類は、原則としてLCMARCのコード表を適用する。
(1)目録規則上は、記述の一部として記録されることになっているが、コードブロックフィールドを独立させたもの:一般資料種別コード、特定資料種別コード
(2)その他のコード化情報:刊年、出版国コード等

6.1.2 記述ブロック
 このブロックは、目録記入の記述の部分に相当する。
 大部分は、目録記入の考え方に則って項目が立てられている。ただし、以下の点は特に機械可読形のレコードとして配慮した部分である。
(1)コード化情報として定義した項目(6.1.1 参照)
(2)検索を意識してデータの索引化ができるように配慮した項目:その他の標題
 データの記述にあたって目録規則は、原則として和資料に関しては、NCR、洋資料に関しては、AACR2を採用する。また、適用に際しては、LC適用細則を使用する。

6.1.3 リンクブロック
 このブロックでは、著者名典拠ファイル中の該当する著者名典拠レコードとのリンクづけを行い、そのリンクづけが終われば、項目はできあがった関係の状況を示している。
 なお、雑誌書誌ファイルにおいては、書誌構造の上下関係のリンクは行わない。また水平(変遷)関係に関しては、変遷ファイルを別に持ち、書誌レコードのリンクを維持している。

6.1.4 変遷ブロック
 このブロックでは、変遷ファミリーIDおよび変遷注記が表示される。このブロックのデータは変遷ファイル(2.5参照)とリンクしている。リンクづけは センターが行う。

6.2 記述対象のとらえ方


6.2.1 書誌単位
 逐次刊行物の書誌単位は、同一の本標題を継承している一連の刊行物全体である。これを逐次刊行物書誌単位という。
 この書誌単位は、本標題の変更等によって他の書誌単位と水平(変遷)関係をもつことがある。また、この書誌単位が他の書誌単位に属する場合のように上下の階層関係をもつ場合がある。この場合上位の書誌単位を集合書誌単位という。

6.2.2 書誌構造
 雑誌目録システムにおいては、書誌単位の水平関係および階層関係で書誌構造を形成する。

6.2.3 書誌レコードの作成単位
 書誌レコードは、原則として逐次刊行物書誌単位で作成する。合綴誌、複製・原本代替資料等においても、それに含まれる個々の逐次刊行物が一つの逐次刊行物書誌単位をなす。集合書誌単位の書誌レコードは作成しない。

6.2.3.1 書誌レコードは以下の場合には、一つの書誌単位として別レコードを作成する。
(1)本標題(部編名を含む)が変遷したもの
(2)版、資料種別が異なるもの
(3)複製・原本代替資料

6.3 記述対象の書誌ファイル上での表現方法


6.3.1 書誌構造の表現
 雑誌目録システムでは、誌名変遷ブロックで書誌単位の水平関係を表現する。階層関係の書誌構造は、逐次刊行物書誌単位のその他の標題(VT:PT)に集合書誌単位の標題を記入することによって表す。

6.3.2 所蔵ファイルとの関係
 逐次刊行物の所蔵状況は、作成たんいとなった書誌レコードごとに指示する。
 書誌レコードには総合目録として共有すべき書誌情報が記録される。各図書館独自の標目やその他のローカルな情報は所蔵ファイル中に記録する。

6.4 著者標目形の管理

 著者名典拠コントロールのために、ALフィールドを使用する。
 目録作業時に、当該資料の著者標目に対する著者名典拠レコードを作成し、これとリンクづけを行うことができる。リンクづけの結果として、ALフィールドには著者名典拠レコードIDがセットされる。
 ALフィールドには著者名も表示されるが、これはリンクしている典拠レコードの統一標目形からシステムが自動的に表示するものであり、これによって、著者標目の形が統一されることになる。
 ALフィールドは複数存在しうる。

6.5 変遷情報の確証

 変遷情報の確証は各参加組織の報告に基づきセンターで行う。確証の結果は変遷ファイルに反映される。変遷ファイルとのリンクづけにより書誌ファイル中の変遷情報(BHNT,FID)が書き換えられる。
 したがって、変遷ファイルとのリンクづけが完了するまでの間は目録作業時にBHNT,FIDに仮入力する必要がある。

6.6 流用入力


6.6.1 MARCデータベースの参照ファイルへの変換
 参照書誌ファイルは、各国の国立図書館等が作成した各種MARCを収容する。
 参照書誌ファイルは、LCMARC(Serials)等をフォーマット変換の上、収容する。

6.6.2 参照ファイルからの流用
 参照ファイルから流用目録作業(流用レコード創成)によって作成された書誌レコードと元の参照レコードとは、システム上は関連づけがない(ISSN等によって意味的に関連を考えることは可能である)。参照ファイル からの流用レコード創成は、洋雑誌についてはLCMARC(Serials)のレコードによる。
 参照ファイルのレコードは、本基準によって作成されたものではないため、流用レコード創成にあたっては、目録規則および本基準にあわせた修正を加えた上で創成することが必要である。


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