オンライン・システム・ニュースレター No.18 (1989.05.31)


目録システムに関する最近の質問書から


(1) ALフィールドの作成について


Q:
 ALフィールドの作成対象となるものの範囲について明確に定義してほしい。また、伝記、記念論文集の対象者はALフィールドに記入してよいのか。
A:
 典拠リンクフィールドのオプション化にともない、特にALフィールドの作成について質問が寄せられていますので、ここでまとめておきたいと思います。
 ALフィールドに入力されるのは「著者標目」です。そして「著者標目」となりうるのは当該資料の「著者」すなわち責任表示(TR、ED、CW、PTBL内等)、注記 等に記述されている人物、団体等です。また、出版者についても、必要に応じて「著者標目」とすることができます。典拠リンクをオプションとする場合でも、これらは必ず ALフィールドに記入して下さい。
 伝記、記念論文集の対象者は、その人物が当該資料中で著作を著していればALフィールドに記入しますが、そうでなければALフィールドでなくSHフィールドに個人名 件名として記入します。ただし、参照MARCのデータ上でALフィールドに記入されている伝記、記念論文集の対象者については、特に削除する必要はありません。

(2) 典拠レコードの作成について


Q:
 日本人の著者名典拠レコードについて、そのヨミが異なる場合にはどれを採用すればよいのか。
A:
 著者名典拠レコードを作成する場合、原則として最初に目録記入を作成する際にその資料に表示されている形を統一標目とします(NCR23.2.1.0)。ですから、総合目 録システムの著者名典拠レコードにおいては、最初に作成されたレコードを優先して採用するようにして下さい。
 また、作成にあたっては、作成した根拠が何であるのかといった作成情報源をできるだけ詳しくNOTEフィールドに記入するようにして下さい。例えば、「標目及びヨミ は書名(出版年)の奥付による」というように記入して下さい。
 さらに、目録システムでは、著者名典拠レコードのヨミの部分が異なる場合においては、LINKTOAUTHORでの自動検索時にヒットしません。そのため、ヨミの 部分を除いての再検索が必要となる場合がありますし、SFフィールドに異なるヨミを入れておくという処理が必要にもなります。

(3) 目録規則と適用細則との条文の相違について


Q:
 日本目録規則と国立国会図書館適用細則とで条文が異なるものがあるが、その場合はどのようにすればよいか。
A:
 今回の質問では、書名中のルビの扱いについて条文が異なっているとのことでした。日本目録規則では「それが付されている語の直後に付記」となっており、国立国会図書 館適用細則では「書名に付されたルビは記載しない」となっています。このように両者が異なる場合には、「規則」の方を適用して下さい。これは、洋資料についても同様で す。

(4) 白書等で各巻に固有の標題のあるものの入力について


Q:
 白書類で各巻に固有の標題があるにもかかわらず、VOL扱いでデータが未だに作成されているようだが、このようなことを許しているのか。
A:
 ニュースレターNo14でもお知らせしましたが、白書等の逐次刊行物は雑誌扱いとしていただくようご協力をお願いしています。この質問のように各巻に固有の標題があ る場合、階層構造のもとで図書扱いとして入力することができるようになっています。ですから、固有の標題があればVOLの繰り返しではなく、子書誌として入力すべきで す。
 しかし、これまでのデータがVOLの繰り返しのままとなっていることもあり、十分に徹底していない状況にあります。既存のデータについては、すでに子書誌が作成され ているものも多くありますので、リンクしている所蔵館が非常に多い現状ですが、連絡をして修正をお願いしています。また、新規にデータを作成する場合は、必ず子書誌と してデータを作成するようにして下さい。

(5) 価格/入手条件データについて


Q:
 価格/入手条件フィールドには定価を記入すればよいのか。
A:
 価格/入手条件データは、図書に表示されている定価を記録します。4月1日からの消費税導入にともない、定価は「〜円(本体〜円、税〜円)」という形で表示され ることもありますが、カッコの直前までを入力して下さい。 また、消費税導入にともない、TRC/MARCのデータが変更になりました。その変更点は、これまで価格/入手条件フィールドに変換していたデータが定価から本体価 格になった点です。一方、定価(税込価格)はREMフィールドの\360:$Cという記号の後に入っています(図-1参照)。TRC/MARCのデータを流用入力する 場合には、価格/入手条件フィールドを訂正して利用するようにして下さい。
  (図-1)
┌──────────────────────────────────────┐
│和図書書誌詳細表示      TRC         85/   85        │
│>:                                     │
│<GW0225967X> RECST:n                             │
│GMD: SMD: YEAR:1989 CNTRY:ja TTLL:jpn TXTL:jpn ORGL:           │
│VOL:           ISBN:4793102204 PRICE:\1000            │
│OTHN:JLA:89009909                              │
│TR:消費税便覧 / 大蔵省主税局税制第三課内租税法研究会編‖ショウヒゼイ    │
│  ベンラン                                 │
│PUB:東京 : 税務研究会出版局 , 1989.4                    │
│PHYS:210p ; 21cm                              │
│NOTE:監修:野村興児                             │
│NOTE:『税務通信』別冊                            │
│AL:租税法研究会‖ソゼイホウ ケンキュウカイ <>                │
│CLS:NDC8:345.7                               │
│SH:BSH:消費税 -- 法令//L                          │
│REM:001:89809909\080:$G428073\100:$A19890422 1989     JPN 1213   \360:│
│  $C\1030\365:$AL$EA\551:$T*\690:$A シ\780:$Aゼイムケンキュウカイ     │
│  シュッパンキョク                            │
│  $XZeimukenkyu kaishuppankyoku$B270$N3912                │
└──────────────────────────────────────┘