オンライン・システム・ニュースレター No.23 (1990.03.31)




集合書誌単位の規定の情報源

 これまで集合書誌単位については、ニュースレターNo.5ほかで質問に対する回答の形で書誌的事項の情報源及び記述方法等について述べてきましたが、全体的な定義がなされていませんでした。そのため、集合書誌単位とするための情報をどこから採用すればよいのか、また、逆に既存書誌中の集合書誌単位の有無によって別書誌とするのかどうか、といったような判断のゆれが生じていました。
 そこで、今年度の総合目録小委員会において、集合書誌単位の規定の情報源及びレコード作成単位についての定義を明確にするため検討を行い、次の結論を得ました。


  1. 規定の情報源
    • 親書誌レコードの各書誌的事項の規定の情報源は、子書誌レコードの同一事項の規定の情報源に準ずる
    • 参照レコードの親書誌は1の形で作成されている訳ではないので、流用入力時には記述対象資料を確認して利用する必要がある
    という点を再確認することが重要である。


  2. レコード作成単位
     3階層以上の書誌階層を持つレコードで、中位の書誌単位が終期を予定しない集合書誌単位である場合でも親書誌レコード作成単位は次のとおりとする。
    ┌───────────────────────────────────┐
    │                                   │
    │ 親書誌 TR : 最上位の標題                      │
    │                                   │
    │ 子書誌 TR : 最下位の標題                      │
    │                                   │
    │     PTBL : 最上位の標題 <親書誌ID> 中位の標題          │
    │                                   │
    └───────────────────────────────────┘
    
    NATO ASI seriesについての調整依頼が数多く寄せられていましたが、この決定によって、次のように修正・統一することとします。

     親書誌「NATO ASI series」は出版社毎に作成します。子書誌のPTBLフィールド中の番号等のフィールドには、中位の書誌単位として各シリーズを記入します。
     すなわち、
      親書誌 TR:NATO ASI series
      子書誌 TR:最下位標題
          PTBL:NATO ASI series <XX> . Ser.A,
            Life sciences ; v.119//a
    という形にします。このためLINKTOコマンドで親書誌を検索すると、同じ形の書誌が数件出てきますが、出版者が異なるものがありますのでご注意ください。
     また、参照MARCレコードを流用入力する場合にもご注意ください。