オンライン・システム・ニュースレター No.23 (1990.03.31)




目録システムに関する最近の質問書から


(1) 著者名典拠レコードの表記について


Q:
 ロシア人やギリシャ人等の標目形をローマ字形からキリル、ギリシャ文字形に修正したり、ローマ字形とは別にキリル、ギリシャ文字形の標目を作成したりする例が見受け られる。注意を促してほしい。
A:
 「目録情報の基準」8.4.4統一標目形の表記(2)において「AACR2とそのLC適用細則に基づく名前はローマ文字で表記する。」と規定していますように、外 国名についての統一標目形はローマ文字で表記します。さらに、原語形等の統一標目形の別の文字の形は参照標目とします(8.5から見よ参照(4))。質問のなかにあ るように、ローマ字形を別文字に修正したり、全く別にレコードを作成したりすることは誤りですので、ご注意ください。

(2) 外字入力されているデータの書き換えについて


Q:
 以前には、基本辞書にある外字として◆D17766◆と正しく入力されていたデータが、今回表示した時には文字化けして表示されてしまいます。どういうことですか。
A:
 この文字化けは目録端末で表示不可能な文字を受け取った時に発生するもので、原因としては、ある担当者が、ローカルシステムの中では使用可能な文字をそのままセンタ ーの目録システムの中で使用してしまうという誤操作が考えられます。
ニュースレターNo.20「ローマ数字などの扱い」の記事でも述べましたように、総合目録データベースへの目録登録作業時には、目録システム用文字セットだけを使用 し、ローカル側の端末にのみ独自に与えられている文字コードを使用しないようにしてください。特に今回の場合は、既に正しい形で入力されている(基本辞書にある外字の 入力方法が採用されていることから考えても、目録システム用文字セットにこの文字が存在しなかったと推察できる)わけですから、ローカルシステムの都合でデータを書き 換えてしまうことは非常に問題があります。担当者は十分に注意をしてください。