オンライン・システム・ニュースレター No.24 (1990.05.31)


学術雑誌総合目録、CD-ROMで登場!


 学術雑誌総合目録のCD-ROM版が刊行されました。和雑誌と洋雑誌のデータが1枚のCD-ROMに収納されています。データ件数は書誌が約14万件、所蔵が約186万件で、1989年6月時点の総合目録データベースの状況を反映したものです。洋雑誌のデータについては冊子体欧文編の編集結果を反映し、一方和雑誌のデータについては今回の全国調査開始直前の状態を収録しています。
 CD-ROM版の最大の特徴は、研究者や学生等のエンドユーザーの利用を志向し、エンドユーザーの検索行動を想定したインデクスの生成やファンクションキーを使用した簡便な操作性を図っている点にあります。その他オンライン目録システム(以下、オンラインと略す)との比較において特色をまとめると以下の通りになります。


1) 和雑誌・洋雑誌の同時検索が可能
 同一の検索画面において和雑誌・洋雑誌を同時に検索できます。オンラインのように和雑誌・洋雑誌別々の業務選択をする必要がありせん。


2) 誌名中心の検索キー
 エンドユーザーは、必ず誌名について何らかの手掛かりをもって検索しますので誌名による検索が中心となります。オンラインのように多様なインデクスは用意せず、インデクス量を制限することで1の和洋同時検索を1枚のCD-ROMで実現しています。


3) わかち書きを意識させない
 和雑誌を単語で検索する場合、オンラインではヨミでしか検索できません。CD-ROM版では、漢字形の単語でも検索できます。また隣接する単語の連結語もインデクスとしているので、わかち書きの違いを意識する必要がありません。


4) TITLEキーとAUTHキーの違いを意識させない
 オンラインで大学紀要等を検索する場合、大学名等をTITLEキーで指定するのか、AUTHキーで指定するのかによって、検索成否が異なることがあります。CD-ROM版では特に指定しない限りTITLEとAUTHの両方で同時に検索します。


5) 多様な所蔵限定
 所蔵データを限定する場合、オンラインにない条件での指定が可能です。例えば所蔵館の所在地(地域・都道府県)、国公私の図書館種別、文献複写の受付館かどうかなどで限定できます。


6) ILL情報の確認が可能
 所蔵館の参加組織名称や住所、電話番号等がその場で簡単に確認できます。


7) 誌名変遷マップの有効利用
 誌名変遷マップを活用して継続前誌・後誌等のデータを簡単に呼び出すことが可能です。


8) 特定図書館の所蔵データの限定が可能
 書誌検索の時点で、特定図書館が所蔵する雑誌を検索することが可能です。これはオンラインにない大きな特徴で、この機能により各参加組織の個別目録としても利用できます。また、複数の参加組織の指定も可能ですから、例えば同一分野の専門図書館どうしの総合目録としても機能します。特定図書館に欠号がある場合には、簡単に 全国のデータを表示できるので、学内から学外へと連続的に検索が可能です。

 将来のデータ更新時期や更新頻度等については未定ですが、冊子体と同様にオンライン接続館にとりましては、どの時点でのデータが反映されるか重要な問題ですので、データ抽出する場合は本オンライン・システムニュースレターで事前に報知する予定です。
 尚、今回のCD-ROM版の対応パソコンは、日本電気、富士通、日立、東芝のものですが、詳細については雑誌目録情報係(TEL03-942-6985)までお問い合わせ下さい。