オンライン・システム・ニュースレター No.24 (1990.05.31)


目録システムに関する最近の質問書から


(1)同一版で刷によってページ数等が異なる資料の扱い


Q:版表示は同一だが,刷によってページ付けが異なっていたり,後書き等に情報を追加したことが明示されている場合,書誌の記述はどのようにすればよいか?


A:上のような場合には,版の相違をみなし,別書誌レコードを作成します。記述は次のようにします。
版表示は,識別できるように刷の情報を記入します。さらに,通常は刷りのちがいでは書誌レコードを作成することはないわけですから,書誌レコードを新規に作成した根拠について,何に拠ったかを注記します。

(2)paperback版の扱いについて


Q:paperback版とhard版との出版年が異なる場合,同一書誌レコードのなかでVOLフィールドの繰り返しで記述してよいのか。


A:オンラインシステムニュースレターNo.5でも延べましたように,出版事項,数量,シリーズ表示が異ならない限り,同一書誌レコードとします。ですが,今回の場合のように出版年が異なっている場合には別書誌レコードとしてください。また,よく見かける例ですが,paperbackだけのシリーズが付与されている場合も同様に別書誌レコードを作成することとなりますので,ご注意ください。

(3)親書誌標題中における出版社の表示について


Q:親書誌の標題の後ろにカッコ書きで出版社を記入している例がいくつか見受けられるが,このようなことは許されるのか


A:現在の目録システムの仕様では,書誌の簡略表示画面には標題及び責任表示,巻次等,版表示,出版年,集合書誌に関する情報が表示されるだけであるため,リンク作業をしている最中に,出版社が異なる親書誌レコードが複数表示されていても,詳細表示しなければどれが自分が求めるレコードであるかがわかりませんでした。そのことが原因となって,このような書誌が作成したと考えられますが,TRフィールドに区別のために出版社を記入するのは正しい方法ではありません。記述文法に従った記述を行うようにしてください。
なお,この原因となった簡略表示画面での出版社の表示については,目録システムの改善事項として検討していきたいと考えております。