オンライン・システム・ニュースレター No.38 (1993.03.26)


目録システムに関するアンケートから


 平成4年8月に接続201機関を対象に「目録システムに関するアンケート」を実施しました。これに対し178機関から貴重なご回答をいただきました。各参加機関のご協力に改めてお礼申し上げます。
 以下では、主として回答の中に出てきた質問・要望のいくつかへのお答えを中心とし、かつ代表的な意見等の紹介も含めて報告します。

  1. ローカルの容量の都合によるのか、PHYSやNOTEのデータを一部削除してしまう機関が見られる。

     --ニュースレター No.21 p.12 (抜刷集 p.108)でも注意しましたように、共有レコードは参加各機関の財産ですので、ローカル側のみの処理の都合でデータを削除してしまったりすることのないよう、改めて注意をしてください。このことは参照レコードを流用入力した場合にも同様で、自館に必要がない場合でも共有レコードのレベルを落とすようなことはしないでください。

  2. フィールドと検索キーのシステム的な切出し仕様をマニュアルや「利用の手引」等で早急に公開してほしい。

     --書誌・典拠レコードの各フィールドに対応する検索キーがどのように作成されるかについては、「目録システム利用マニュアル 検索編 第3版」pp.25-35の「2.3 検索用インデクス・検索キー・検索キーフィールド」に説明してありますので参照してください。ただし、この中にも例えば、中位の書誌エリアで{ }がある場合についての記述がなされていない等、不足部分があります。これらについては順次解説していきたいと考えています。

  3. シリーズの巻号からの検索を可能にしてほしい。

     --シリーズ巻号からの検索は、「シリーズ」が親書誌レコードを意味するのであれば検索は可能です。
     PTBLフィールドの番号等の位置に、記述文法どおりに巻号のデータがあればそのデータはTITLEキーとして検索できます。ただし、当然のことながらデータそのものの記述のされ方は原則として実際に資料に表示されていた形で行われますので、検索時にはその点の注意が必要となります。
     この応用で「LOOKUP PARENT」先の簡略表示画面でのTITLEエリアに巻号を入れればシリーズ内の絞り込みができます。

  4. TRフィールドあるいはPUBフィールドから推測できないALが出てくる場合がある。ALを作成するのであればNOTEフィールドに記述すべきではないか。

     --ニュースレター No.18 p.6(抜刷集 p.54 )でも解説しましたように、ALフィールドに入力されるのは「著者標目」であり、当該資料の書誌レコード上に記述されていることが前提となります。

  5. 参照MARC流用時の注意点を公表してほしい。

     --流用入力の際に「基準」どおりに修正していない書誌レコードが目立つようになった、との指摘がかなりの図書館からありました。次号以降に参照MARC流用時の留意点について、順次解説していくことを予定しています。

  6. リンク参照を重ねて行った時に、一画面ずつRETURNコマンドでもどるのではなく、一度で検索画面に復帰するコマンドがほしい。

     --書誌及び典拠レコードの画面から「SWITCH」コマンドを使用することによって検索画面に復帰することができます。ただし、使用できる条件がありますので、詳細は「利用マニュアル 検索編」を参照してください。

  7. 雑誌所蔵入力時に「SAVE NORETURN」は現在は使用できるのか。

     --現在、使用可能となっています。

  8. リンク先レコードが修正された際には関連する書誌レコードも修正するようにしてほしい。

     --現在はリンク先レコードが修正されてもそれにリンクしている書誌・典拠レコードのリンクフィールドは書換えが行われていませんが、システム的に書換えを行うよう準備をしています。
     運用の開始にあたっては改めて広報します。

 その他、代表的な意見としては以下の項目がありました。今後の検討課題としていきたいと考えています。

  • 「コーディングマニュアル」を早期に完成させてほしい。
  • 版表示と刷の混同による重複書誌が多い。
  • コメント・メッセージ等を他の参加館に送付することのできる仕組みを目録システムの
  • 機能として持てば、調整作業が促進されるのではないか。
  • 典拠コントロールの意義をPRし、ALリンクを強制にしてはどうか。
  • 書誌作成の判断基準となるような事項については入力レベルを必須にすべきではないか。
  • ドイツ語・フランス語の参照MARCを早急に導入してほしい。