オンライン・システム・ニュースレター No.40 (1993.08.27)


ILLシステムの機能向上について


ILLシステムの機能向上について


1.バックファイルの運用について

ILLシステム運用開始から1年以上が経過し、この間に作成されたレコード数は40万件以上に達しました。このため、システムにかかる負荷が増大し、業務選択・検索等のコマンド発行後速やかな反応が得られなくなりつつあります。
今後、一定期間を経過した終了状態のレコードを別ファイル(バックファイル)に移行し、通常業務で使用するファイル(カレントファイル)のレコード量を縮小することでシステムの負荷を軽減します。

バックファイルの運用スケジュール
┏━━━┳━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━┓
┃   ┃   1993年度    │   1994年度    │   1995年度    ┃
┃   ┃           │           │           ┃
┃   ┃ 前期    後期  │ 前期    後期  │ 前期    後期  ┃
┣━━━╋━━━━━┯━━━━━┿━━━━━┯━━━━━┿━━━━━┯━━━━━┫
┃   ┃┌───┐│     │     │     │     │     ┃
┃ カ ┃│93  ││     │     │     │     │     ┃
┃ レ ┃│ 前期 ││┌───┐│┌───┐│┌───┐│┌───┐│┌───┐┃
┃ ン ┃┣━━━┫││93  │││94  │││94  │││95  │││95  │┃
┃ ト ┃┃92  ┃││ 後期 │││ 前期 │││ 後期 │││ 前期 │││ 後期 │┃
┃ フ ┃┃ 後期 ┃│┣━━━┫│┣━━━┫│┣━━━┫│┣━━━┫│┣━━━┫┃
┃ ァ ┃┣━━━┫│┃93  ┃│┃93  ┃│┃94  ┃│┃94  ┃│┃95  ┃┃
┃ イ ┃┃92  ┃│┃ 前期 ┃│┃ 後期 ┃│┃ 前期 ┃│┃ 後期 ┃│┃ 前期 ┃┃
┃ ル ┃┃ 前期 ┃│┗━┯━┛│┗━┯━┛│┗━┯━┛│┗━┯━┛│┗━┯━┛┃
┃   ┃┗━┯━┛│  │  │  │  │  └──┼─┐└──┼─┐└─→┃
┠───╂──┼──┼──┼──┼──┼──┼─────┼─↓───┼─↓───┨
┃   ┃  │  │  │  │  │  │┏━━━┓│┏━━━┓│┏━━━┓┃
┃   ┃  │  │  │  │  └──→┃93  ┃│┃94  ┃│┃94  ┃┃
┃   ┃  │  │  │  │     │┃ 後期 ┃│┃ 前期 ┃│┃ 後期 ┃┃
┃ バ ┃  │  │  │  │┏━━━┓│┣━━━┫│┣━━━┫│┣━━━┫┃
┃ ッ ┃  │  │  └──→┃93  ┃││93  │││93  │││94  │┃
┃ ク ┃  │  │     │┃ 前期 ┃││ 前期 │││ 後期 │││ 前期 │┃
┃ フ ┃  │  │┏━━━┓│┣━━━┫│├───┤│├───┤│├───┤┃
┃ ァ ┃  │  │┃92  ┃││92  │││92  │││93  │││93  │┃
┃ イ ┃  └──→┃ 後期 ┃││ 後期 │││ 後期 │││ 前期 │││ 後期 │┃
┃ ル ┃     │┣━━━┫│├───┤│┣━━━┫│┣━━━┫│┣━━━┫┃
┃   ┃     │┃92  ┃││92  ││┃92  ┃│┃92  ┃│┃93  ┃┃
┃   ┃     │┃ 前期 ┃││ 前期 ││┃ 前期 ┃│┃ 後期 ┃│┃ 前期 ┃┃
│   │     │┗━━━┛│└───┘│┗━┯━┛│┗━┯━┛│┗━┯━┛┃
│   │     │     │     │  └─→│  └─→│  └─→│
┣━━━╋━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┿━━━━━┫
┃MT等 ┃     │     │     │     │〜92前期 │〜92後期 ┃
┗━━━┻━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┷━━━━━┛

バックファイルは以下のように運用する予定です。

  • 1993年10月29日から運用を開始する予定。10月28日業務終了時点で終了状態(確認・返却確認・CANCEL)のレコードのうち、最終更新日付が1993年3月31日以前のもの(約30万件)をバックファイルに移行する。以後、半年ごとにバックァイルへの移行を行う。
  • バックファイルには当面2年分を蓄積し、それ以前分はMT等の別の媒体で保存する。
  • バックファイルに移行したレコードは検索・表示・COPYはできるが,更新はできない。

バックファイルの検索は、複写依頼・複写受付・貸借依頼・貸借受付の各業務選択画面に新たに設けられる「依頼検索(バックファイル)」および「受付検索(バックファイル)」(選択番号22)を選択して行います。
その他の業務ではカレントファイルのみを検索します。
検索コマンド・キー等についてはこれまでの依頼・受付検索と同じです。

    複写依頼業務選択画面の例(他の各業務選択画面も同様)

 ┌───────────────────────────────────────┐
 │ 複写依頼業務選択                              │
 │ >:                                     │
 │  1. 準備中       16件  21. 依頼検索                │
 │  2. 未処理        3件  22. 依頼検索(バックファイル)        │
 │  3. 新着照会       0件                        │
 │  4. 照会         2件                        │
 │  5. 回答待        1件                        │
 │  6. 発送        22件                        │
 │  7. 到着処理中      5件                        │
 │  8. クレーム未処理    0件                        │
 │  9. クレーム回答待    0件  99. 複写依頼業務終了            │
 │                                        │
 │                                       │
 │ 新規依頼                                  │
 │ 31.図書                                   │
 │ 32.雑誌                                   │
 └───────────────────────────────────────┘

 また、バックファイルのレコードに対しCOPYコマンドを発行した場合は、新たなレコード(準備中状態)をそのままカレントファイルに移行して処理することができます。


 ┌───────────────────────────────────────┐
 │ 複写依頼検索・簡略表示             1-   10/   105     │
→│  >: DISPLAY 1                                │
 │ STAT: 確認        ID:       AMLID:              │
 │                                       │
 │ 1. <LA0000000001> 確認 阪大生 19920410 <0001>               │
 │ IEEE transactions on medical imaging. 学情 太郎               │
 │ 2. <LA0000000002> 確認 京大 19920412 <0002>                │
 │ ・・・                                   │
   

バックファイルの検索を行い、求めるレコードを詳細表示させる。        
              ↓           
 
 ┌───────────────────────────────────────┐
 │ 複写依頼詳細表示            1/   105              │
→│ >:COPY                                   │
 │ <LA0000000001> 確認 OMLID:学情セ AMLID:阪大生                │
 │ ACCT:pr TYPE:電子複写 ONO:0001 ANO:92001                  │
 │ BIB: IEEE transactions on medical imaging.(ISSN=02780062,CODEN=IT      │
 │ D4,LCCN=83640807)                              │
 │ VLNO:MI-4   PAGE:p.14-25       YEAR:1985             │
 │ ARTCL:Smith, B.D. Image reconstruction from cone-beam projection      │
 │ HMLID: FA002859 HMLNM: 阪大生 LOC: 生命図                  │
 │ HMLID: FA002702 HMLNM: 京大工 LOC: システム                 │
 │ HMLID: FA003035 HMLNM: 神大自 LOC:                     │
 │ HVRFY:NACSIS-CAT                              │
 │ CLNT: 学情 太郎 CLNTP: 目録情報課                     │
 │ ITEM:A3 QNT:7 UPRICE:35 CHARGE:245                     │
 │ FEE:0 POSTG:0 SUM:245                            │
 │ ODATE:19920403 ADATE:19920403 SDATE:19920404                │
 │ RDATE:19920406                               │
 │ [19920403.10:25:03 ORDER FA012943]                     │
 │ [19920403.13:55:45 MDOWNLD FA002859]                    │
 │  ・・・                                  │

COPYコマンドを発行する。

              ↓
 
 ┌───────────────────────────────────────┐
 │ 複写依頼詳細表示            1/   105              │
 │ >:                                     │
 │ <LA0000110000> 準備中 OMLID:学情セ                      │
 │ ACCT:pr TYPE:電子複写 SPVIA:       ONO:     PRMT:        │
 │ BIB: IEEE transactions on medical imaging.(ISSN=02780062,CODEN=IT      │
 │ D4,LCCN=83640807)                              │
 │ VLNO:MI-4   PAGE:           YEAR:1985             │
 │ ARTCL:                                   │
 │ HMLID: FA002859 HMLNM: 阪大生 LOC: 生命図                  │
 │ HMLID: FA002702 HMLNM: 京大工 LOC: システム                 │
 │ HMLID: FA003035 HMLNM: 神大自 LOC:                     │
 │ HVRFY:NACSIS-CAT                              │
 │ CLNT: 学情 太郎 CLNTP: 目録情報課                     │
 │ ODATE:                                   │
 │ CMMNT:                                   │
 │ OSTAT:管理部共同利用課情報・資料係 TEL=03-3942-6937 内線= FAX= 03-381-4931 │
 │ OLDF:                                    │
 │ OLDAF:                                   │
 │ OADRS:                                   │
  

COPYコマンドを発行した時点で、処理は新たに作成されたカレントファイル中のレコードに移る。従ってこのまま必要項目の入力、RETRYコマンドの発行などを行うことができる。

2.INQUIREコマンドの新設

現在、受付館による謝絶・次候補館への転送と依頼館に対する照会の操作は、共にPARDONコマンドによって行われているため、オペランドの使用法等について混乱が生じています。そこで、依頼館に対する照会については、新設する「INQUIRE」コマンドによって行うようシステムを改訂いたします。
平成6年4月から運用する予定です。