オンライン・システム・ニュースレター No.42 (1993.12.24)


目録システム開発(第2期分)の内容


ニュースレターNo.40でもお知らせしましたように、平成6年2月から目録システム開発の第2期分として次の項目の運用を予定しています。

  1. 図書書誌レコードへの件名のヨミフィールドの追加
  2. 雑誌書誌レコードへの件名フィールドの追加
  3. JP(S)への国立国会図書館所蔵情報の表示
  4. VTの種類コードの統合

ここではそれぞれの項目について詳細をお知らせします。

  1. 図書書誌レコードへの件名のヨミフィールドの追加

    現在件名フィールドは、件名標目表の種類を表わすコードを記録するフィールド、件名と細目等を記録するフィールド及び件名の種類を表わすコードを記録するフィールドの3つのフィールドから構成されています。
    このため件名については参照MARCの原データに件名のヨミのデータが存在していた場合でも目録システムでは利用できず、検索及びローカルシステム上のデータ構築に不便をもたらす結果となっていました。
    今回ヨミを記録できるフィールドを追加することによって、MARC原データの利用はもちろん、各参加館で件名を設定した場合にもヨミを付与することが可能になりますので、件名を含む検索の効率化が望めます。
    フィールドの構成は次のようになります。

    SH:件名表の種類:件名--細目||件名のヨミ-- 細目のヨミ//件名の種類

    件名のヨミフィールドには細目のヨミも含みます。ヨミフィールドにおける件名と細目の区切り、主題区分・地理区分の区切り、転置・限定での区切り等については件名フィールドの区切りと同様とします。
    ヨミはワカチガキを採用しません。件名フィールドのなかで区切り記号によって区切られた語の単位にしたがってヨミを付与するようにします。

  2. 雑誌書誌レコードへの件名フィールドの追加

    和洋雑誌の書誌レコードに対して、図書書誌レコードと同様に件名関係のフィールドを設置し、画面上での表示と入力が可能なように機能追加を行います。

  3. 和雑誌参照MARC(JP(S))への国立国会図書館所蔵情報の表示

    従来、和雑誌参照MARC変換の過程において非転写(REM)フィールドへデータを記録していた国立国会図書館の所蔵記録(請求記号及び所蔵巻号等)を参照MARCのフィールドの一つとして明示的に表示します。
    JP(S)書誌レコード詳細表示を以下のように変更します。

    「CLN」が国立国会図書館の請求記号であり、「HOLD」が同図書館の所蔵巻次・年月次・所蔵注記・旧廃刊注記にあたります。表示位置はREMフィールドの直前に下線のように各々のフィールドを改行して表示します。
    なお、この2フィールドは参照MARC上での表示に留めます。すなわちJP(S)に対してCREATEコマンドが発行された場合、上記2フィールドはREMフィールドと同様に流用入力画面上には表示しないようになっています。

  4. VTの種類コードの統合

    ニュースレターNo.38 の平成4年度委員会報告及び同No.40 のシステム開発予報においてお知らせしましたVTの種類コードの統合を実施します。
    従来使用してきたVTの種類コードのうち、目録担当者が作成するタイトル標目のうち「AD」「AG」「PA」については、実作業として使用する上で「VT」との間で差異を明確にできないこと等の理由から不使用とします。書誌データの新規作成・修正の場合のVTの種類コードチェックにおいて、AD、AG、PAが入力された場合にはエラーとなります。