オンライン・システム・ニュースレター No.42 (1993.12.24)


ILLシステムの機能向上について


オンライン・システムニュースレターNo.40でご案内いたしましたINQUIREコマンドとBLDSCへの依頼機能についてその後決定・変更された事項と、詳細表示画面の表示項目追加についてお知らせいたします。

現在PARDONコマンドで行っている依頼館への照会を、新設するINQUIREコマンド(省略形:I)で行うよう機能を変更します。これに伴い、PARDONのオペランド(1および2)は廃止され、PARDONコマンドは謝絶・次候補館転送の機能のみを持つことになります。
なお、INQUIREコマンドは従来の「PARDON 2」コマンドと同等の機能を持つものとします。従って、CMMNTを必須とし、入力されたコメントの内容は「照会」の後に続いて履歴上に保存されます。

  1. 転送エラーレコードの状態

    データ中に不正な文字が存在する等の理由によって、BLDSCにデータ転送できなかったレコードは、ILLシステムの「新着照会」の状態に移行します。

  2. 転送対象の状態の追加

    (1)のように、転送エラーとなったレコードを修正し、再度BLDSCへ転送する場合、ANSWERコマンドで修正したレコードを再送するようにします。
    そのため、BLDSCへの転送対象状態として「未処理」の他に「回答待」を追加します。

  3. 追伸用コマンドの追加

    BLDSCに転送した後、取消し等の情報を再送したい場合は、新たに追伸用のレコードを作成して転送する予定でした。しかしその場合、「外部依頼中」にオリジナルのレコードと追伸用のレコードが共に存在することになり、依頼館側でBLDSC宛のレコードの状態を確認しづらくなると考えられます。
    そこで、「外部依頼中」のレコードを「未処理」の状態に移行させるコマンド「CHASE」を追加します。コマンドの運用については次号でお知らせする予定です。

以上の変更に関連する状態遷移図を示すと下図のようになります。

  1. 受付館がBLDSCである「未処理」レコードは、転送処理時に「外部依頼中」に状態遷移する。
  2. データエラー等でBLDSCに転送できなかったレコードは、「新着照会」状態になる。
  3. BLDSCへの転送時にエラーとなった「新着照会」のレコードを再度BLDSCに転送したい場合は、レコード中の不正な文字等を修正後、ANSWERコマンドによって「回答待」状態にする。状態が「回答待」で受付館がBLDSCのレコードは再度転送され、「外部依頼中」になる。
  4. CHASEコマンドによって、「外部依頼中」から「未処理」に状態を移すことができる。「未処理」のレコードは再度転送の対象となる。
  5. 再転送を避けたいレコードについては、「未処理」になったレコードをCALLBACKすると、状態を「外部依頼中」に戻すことができる。

<詳細表示画面の表示項目追加について>

現在、ILLレコードの詳細表示画面(ダウンロード用)でのみ表示しているOMLID,AMLIDを詳細表示画面でも表示します。表示順序はレコードIDに続いて、状態,OMLNM,OMLID,AMLNM,AMLIDとなります。

以上3点の機能向上は、1994年4月運用開始を予定していますが、日程の詳細につきましてはオンライン・ニュース画面でご案内いたします。