オンライン・システム・ニュースレター No.54 (1996.03.30)


目録所在情報データベースのサーバ移行


 センターニュース等でお知らせしたように,センターでは電子計算機の機種更新によって,従来のメインフレームのほかにオープンシステム系としてデータベースサーバ群を導入しました。このサーバ群のうちの汎用データベースサーバで,平成9年度から新たな目録所在情報サービス(新CAT/ILLシステム)を提供することになりますが,その前段階としてデータベース部分(総合目録データベースとデータベース管理システム)をサーバに移行することを計画しています。この移行は新サービスの準備作業であるとともに,アプリケーション(目録システムとILLシステム)を除くデータベース部分を現行メインフレームから分離することによって,メインフレームの負荷を軽減し,増加する利用端末数の安定的接続を保障するという目的を持っています。

 今回のデータベース移行の内容は次のとおりです。

  1. 移行対象データベース
    目録システムの業務用システム,教育用システム全データベース。
    ILLシステムの業務用システム,教育用システム全データベース。

  2. 移行の内容
    今回の移行にあたっては,参加機関側のシステム改変作業等が極力発生しないように進めていく計画ですが,新CAT/ILLシステムを考慮し次の変更を予定しています。
    • 半角カタカナの全角化
       データベース内部では半角カタカナの使用はせず,サーバの標準文字コードに従い全角カタカナを用います。ただし,画面上での表示等,目録・ILLシステムを通して送信されるデータは従来と変更はありません。
    • 検索キーの最大長の変更
       現在24バイトとなっている最大長を32文字に変更します。
    • タイトル及び標目の漢字単語での検索可能化
       タイトルや典拠標目については現在漢字単語での検索はできませんが,移行の際にヨミを基に漢字単語の検索キーを作成します。これに伴い,同音異字の検索が簡便になります。
  3. 移行後のシステム運用
     データベースを移行した後も目録システム・ILLシステムのアプリケーション自体はメインフレーム上で従来同様稼動しますが,これまでのシステムで懸案であったデータベースの即時更新を実施します。これによって全ての検索キーが即座に有効となりますので効率的な検索が可能になります。
  4. その他
     データベースをサーバに移行することに伴い,インターネット上のブラウザを通して総合目録データベースを検索できる簡略な仕組みを用意します。これによって研究者が直接総合目録データベースを検索できるようになります。

 上記の移行にあたっては,若干のサービス停止期間を設ける必要が生じるため,実施時期を平成8年8月とする計画で作業を進めています。
 また,センター内でのテストが終了した後の4月〜6月の各第4木曜日の午後に,各機関に御参加いただいて大規模な負荷テストを実施することも予定しております。詳細が決まりましたら改めてご案内しますので,御協力よろしくお願いいたします。