オンライン・システム・ニュースレター No.56 (1996.09.30)


コーディングマニュアル洋図書書誌・著者名(日本名団体名)新規作成記述規則の刊行


 コーディングマニュアルの未刊行部分の早期完成を目的として平成5年度から作業を行ってきた「目録情報の基準運用細則」作成検討部会は,当初の予定通り主要な記述部分についての検討を終え,3年間の任期を終了いたしました。今回公表する洋図書書誌及び著者名(日本名団体名)新規作成記述規則は,平成7年度末までに原案作成を行い総合目録小委員会を経て,若干の修正が施されたものです。3年間この部会に御協力いただいた方々,特に原案作成のため毎月お集まりいただいた調整作業班の方々にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
 今回刊行される部分について,以下の点に御注意ください。

1.PTBLフィールドの情報源

 洋図書のPTBLフィールドのデータ要素の情報源については,ジャケットなどの本体と分離できるもの,及び書誌類にのみ表示されているものは,従来どおりPTBLフィールドの情報源とはいたしません。また,広告や宣伝のページにある出版社による一覧(Publisher's listing) 等については,LCRI(米国議会図書館目録規則適用解釈)の規定に準拠し,これ以外に情報源とすべきものがなかった場合に限り情報源とすることができることにしました。ただし,この種の情報は資料によってはあったりなかったり不安定なことが想定されますので,これを情報源とした場合は,必ず表示されていた個所を子書誌レコードのNOTEフィールドに記録する,としてあります。同様にこの情報を基に親書誌レコードを作成した場合にも必ず表示されていた個所をNOTEフィールドに記録することとします。

2.会社組織における法人格を表す語句の省略

 日本名団体名標目のうち,会社組織等については冒頭にある法人組織等を表示する部分は省略するという目録規則の条項をそのまま適用してきましたが,今回のコーディングマニュアルにおいては,法人組織等を表示する語句は冒頭にあるなしに関わらず全て省略することにしました。これは,冒頭にある場合の省略が目録カードの排列のための便法であると考えられること,及び和洋を区別しない典拠ファイルにおいてもう一方の規則である英米目録規則が法人組織等を示す用語は省略すると明示していることとの整合性を図るための措置です。
 現在,法人組織を示す語句を含んだ形で典拠レコードが数多くありますが,これらについてはできるだけ早くメンテナンスを行う予定にしております。今回の記述規則はこれから典拠レコードを作成する場合に適用するようにいたします。