オンライン・システム・ニュースレター No.60 (1997.09.30)


ILLシステムに関する質問から


◎ BIBフィールドのNDLへの転送データについて

Q NDLへ依頼した時に,「記載事項不備」とのコメントで新着照会となった。
該当事項はBIBフィールドに記載されているが,なぜ転送されないのか。


A ILLレコードのBIBフィールドは,実際は3つのフィールド(<BIBID>, <BIBNT>, <STDNO>)から構成されています。以下に示すBIBフィールドを例にとると,

    BIB:借地法 / 鈴木禄弥著 ; 上巻, 下巻. -- 改訂版. -- 青林
        書院新社, 1980. -- (現代法律学全集 ;14).(ISBN=4417004684, NBN 
        =JP80031351)

    <BIBID>: BIBフィールドの最前部の<>で囲まれるもの。
	  	 BN00762300
    <BIBNT>: <BIBID>と<STDNO>以外の部分。
	 	 借地法 / 鈴木禄弥著 ; 上巻, 下巻. -- 改訂版. -- 青林書院新社,
		 1980. -- (現代法律学全集 ;14).
    <STDNO>: BIBフィールドの最後部が )の時に,直近の( とで囲まれ
		 るもの。
		 ISBN=4417004684,NBN =JP80031351
 このうち,NDLへ転送されるのは<BIBNT>のみで,<BIBID>, <STDNO>は転送されません。
 NDLへの依頼では,BIBフィールドを自動設定ではなくて直接入力される場合もあると思います。この時,例を使って

    BIB:借地法 / 鈴木禄弥著 ; 上巻, 下巻. -- 改訂版. -- 青林書院新社, 1980. --
        (現代法律学全集 ;14)
とした場合,最後部の (現代法律学全集 ;14) は<STDNO>フィールドに収められていますので,転送内容から除外されます。
 ご質問のような状況になった場合は,以上の原因が考えられますので,その時は,最後部に「.」(ピリオド)を追加するなどして対処してください。
 なお,NDL依頼機能の注意点については,ILL操作マニュアルのほか,本誌No.55 (1996.6) にも掲載していますのでご参照ください。

◎ BLDSCのSTATUS REPORTに対する返答について

Q ILL操作マニュアル第3版p.170では,コメント(CMMNT)フィールドの最大長が16バイトとなっている。BLDSCからSTATUS REPORTが届き,所定のリプライコードを入力したいが,16バイトを超えても良いのか。

A コメント(CMMNT)フィールドに入力してください。
 最大長については,データ削除の可能性があるためご注意いただきますが(マニュアルp.170),ご質問にあるようなBLDSCへのコードなど必須の情報については,当センターで確認・補正処理を行った上で転送していますので,16バイトを超えても構いません。

◎ SCANコマンドの利用について

Q 受付検索画面でSCANコマンドを使って,未処理レコードの中から[LOC=中央]で限定検索したが,「中央」以外のLOC(例えば,[LOC=館])のレコードもヒットした。なぜか。

A 依頼館は依頼時に,最大5つまで受付候補館を指定することができます。受付館が確定した後も,他候補館のデータ(HMLID, HMLNM, LOC, CLN, RGTNはレコードに保存されています(自館以外の候補館は画面上に表示されません)。
 従って,自館においては[LOC=中央]でないレコードでも,そのレコード中の他の受付候補館で,[LOC=中央]のものがあれば,画面上に表示されていなくてもシステムがそれを認識してヒットします。
残念ながら,現行システムではこれ以上の限定検索を行うことはできません。


複写データ処理センター業務についてのお知らせ

 国立大学等図書館間の文献複写経費の集計を行う複写データ処理センターが,大阪大学から学術情報センターに移管されて初めてのデータ処理を,現在行っております。この処理結果は,次号でお知らせする予定です。
 なお,複写データ処理センターに関するお問い合わせは,目録情報課 相互協力係で承ります。

(相互協力係)