オンライン・システム・ニュースレター No.64 (1998.10.16)


新システム対応クライアント紹介(その1)


今回から,新システム対応クライアントを紹介する連載を開始します。御存知のように参加館の皆様には,各図書館のシステム更新等を契機に,順次新システムへの移行をお願いしていますので,新システムへの移行を検討する際,参考になれば幸いです。

第1回目である本号では,富士通株式会社の「iLiswave」と株式会社NTTデータの「NALIS」を紹介します。

 

iLiswave

  1. クライアント名称:iLiswave
  2. 開発:富士通株式会社
  3. クライアントの種類:総合クライアント
  4. 動作環境:Windows95/NT
  5. 運用開始:平成10年1月
  6. 利用図書館(業務利用を開始している館):京都大学,酪農学園大学ほか
  7. 画面例(CAT):
  8. iLiswave画面例

  9. 特徴(CAT):
    • 従来から大学図書館で利用されてきたiLisシリーズの新CAT対応版。
    • 現行CATでの操作を踏襲している部分が多く,従来からのユーザにとっては理解が容易。
    • 操作は,使用頻度によって,ボタンとして画面右側に配置するものと,プルダウンメニューから選択するものとに分けている。
    • リンク参照は,リンク情報を含む行をクリックすることで行える。
    • 親書誌レコードを表示すると,親書誌情報とともに,子書誌のリンク情報を同時に表示。
    • 参照を繰り返す分だけカードが作成され,タグクリックで該当のレコードを表示できる。
  10. 画面例(ILL):
  11. iLiswave画面例

  12. 特徴(ILL):
    • 書誌検索画面はCATと共通。所蔵表示から依頼先を選択し,formボタンを押下し,依頼内容を記述する。
    • 依頼内容は,インデックスカード方式で,内容により別のカードで設定する。依頼する側の住所,担当者など,依頼毎に変更する必要のないものは,それだけで独立したカードとなっている。
    • ボタンとして配置されている各コマンド名は,現行ILLで使用しているものを踏襲している。

     

NALIS

  1. クライアント名称:NALIS
  2. 開発:株式会社NTTデータ
  3. クライアントの種類:総合クライアント
  4. 動作環境:Windows95/NT
  5. 運用開始:平成10年2月
  6. 利用図書館(業務利用を開始している館):佐賀大学
  7. 画面例(CAT):
  8. NALIS画面例

  9. 特徴(CAT):
    • 検索条件の「AND」「OR」を検索キーの種類にかかわらず指定できる。
    • 検索結果の簡略表示は,各データ要素が判別しやすい表形式での表示。各項目幅を超える長さのデータは,ポインタを合わせることで,全体をポップアップ表示。
    • 詳細表示の形式も,簡略表示と同様の表形式。
    • 書誌詳細表示レイアウトは,タイトル,出版事項を上部に配置し,コード類はレコード下部にまとめて表示。
    • 参照を繰り返すと,その度に新しいウインドウを開いていく。
  10. 画面例(ILL):
  11. NALIS画面例

  12. 特徴(ILL):
    • 書誌検索画面はCATと共通。所蔵表示から依頼先を選択し,formボタンを押下し,依頼内容を記述する。
    • 依頼レコードを作成するために,所蔵検索(絞り込み,依頼館指定含む)→書誌情報,申し込み者情報の入力→[保存]→依頼に関するすべての情報の表示→[依頼]といった3画面を経る。
    • レコードを操作するためのボタン,コマンドには従来のコマンドに該当する日本語を使用している。例えば「ORDER」→「依頼」など。
《注意事項》
・各クライアントは,新システムクライアントの特徴である図書館システムとの連 携機能を持ちますが,各図書館の仕様に応じて変更が加えられることがありますので,本連載では扱いません。
・検索項目,レコード表示仕様、検索対象ファイル等については,各利用者が設定できる場合が多いようですので,この部分についても言及していません。
・紹介するクライアントは,変更が加えられる場合もありますので,最新の情報については,各メーカーにお問い合わせください。
各メーカーの新システム対応クライアントの開発状況及び問い合わせ先は,以下のURLに常時掲載していますので,参考にしてください。
URL: http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/contents/system_maker.html

(図書目録情報係)