オンライン・システム・ニュースレター No.66 (1999.03.15)


「総合目録データベースの品質管理」ビデオの刊行


↓「総合目録データベースの品質管理」ビデオパッケージ
学術情報センターでは,目録担当者の方々に総合目録データベースの品質管理に関する理解を深めていただくため,「総合目録データベースの品質管理」ビデオを作成しました。刊行に際して,このビデオ作成の目的と内容を簡単に紹介します。

 

1. 作成の目的

現在,総合目録データベースの増加件数は,図書書誌レコードが週平均で10,000〜13,000件,図書所蔵レコードが15万件と,順調に増加を続けています。その一方で,年間千件以上の重複レコード(書誌,典拠)の報告が寄せられており,学術情報センターでのレコードの確認作業及び統合作業に多大な時間を要しています。また,本誌に掲載しているレコード調整の件数は年間500件以上あり,それ以外の図書館同士のレコード調整作業を含めると,各参加組織における品質管理作業の負担は,ますます重くなってきています。さらに,重複レコードや記述の不正確なレコードがあると,Webcatや,NACSIS-IRを通して総合目録データベースを利用する一般利用者にも,様々な影響を与えるという点も忘れてはなりませんます。

総合目録データベースの品質管理は,「レコード登録時の点検作業」「レコード利用時点での誤り発見」「学術情報センターによる品質管理」という3段階で行います(「目録情報の基準」第3版 3.4)。各段階での作業はそれぞれ重要ですが,レコードを新規に作成する時に十分な注意をはらって,重複レコードや記述の不正確なレコードを作成しないという「レコード登録時の点検作業」が何よりも大切です。従来の目録システム講習会では,このような品質管理の重要性について,まとまった時間を設けて説明していませんでした。今回,教材的なビデオを作成しましたので,品質管理について皆様に考えていただく一つの契機になればと願います。

 

2. 内容

このビデオでは,講習会を受講したばかりの目録担当者が,図書・雑誌の目録業務の中で直面した三つの問題を通して,先輩から次のような説明を受ける内容となっています。

  • 品質管理の必要性
  • 重複レコードや記述の不正確なレコードを作成しないための一般的な注意事項
  • 図書書誌レコードの品質管理の流れ
  • 雑誌書誌レコードの品質管理の流れ

作成したビデオは,今後目録システム講習会で使用するほか,各参加機関に送付する予定ですので,これを機に改めて品質管理への理解を深めてください。

また,品質管理の具体的な事例については,本号から連載する記事で解説しますので,この品質管理ビデオと併せて参考にしてください。

(図書目録情報係)