オンライン・システム・ニュースレター No.68 (1999.09.30)


新CAT/ILLシステムQ&A(3) 多言語対応システム


今回は,平成11年度に行った新CAT/ILLシステム説明会開催時にいただいた,目録システムの多言語対応に関する質問を中心に紹介します。説明会配布資料として本号付録に掲載したものと,あわせてお読みください。なお,多言語対応システム関係の最新情報については,下記の新目録所在情報システムホームページも御覧ください。


URL: http://www.cat.op.nacsis.ac.jp/INFO/newcat/index.html


Q1:多言語目録システムに対応した図書館システム及びクライアントはあるのですか?
A1:多言語対応システムの内容を公開したばかりですので,現時点で対応した図書館システム及びクライアントはありません。開発状況に関する情報を入手次第,上記ホームページ等でお知らせします。


Q2:漢字統合インデクスの内容は,公開されるのですか? また,図書館側で利用できるのですか?
A2:インデクス表自体が膨大なので,そのままの形での公開は考えていません。
図書館側で利用を希望するのであれば,電子媒体の形で提供可能です。


Q3:その他のヨミフィールドに,ピンインを必ず入力しなくてはいけないのでしょうか?
A3:「中国語資料の取扱い I(3) ヨミの取扱い」にあるように,ピンインは選択事項ですので,必ず入力する必要があるわけではありません。


Q4:VTフィールドに,簡体字以外の形を記録することはできるのでしょうか?
A4:VTフィールドへの入力は,可能です。


Q5:UCS対応となった時には,キリル文字の現行システムにおける外字は,表示・入力できるのでしょうか? 将来的には,アラビア文字やデーヴァナーガリ文字等の表示・入力も可能になるのでしょうか?
A5:UCSを入力できる環境と表示するためのフォントをもったクライアントであれば,キリル文字の現行システムにおける外字についても,入力・表示が可能です。
アラビア文字等もUCSでは規定されていますが,表示するためのUCS対応フォントが存在しません。また,アラビア語資料の記述規則など,検討項目が残っており,実現時期は未定です。


Q6:書誌レコード中の◆で囲まれた部分は,UCSに一括変換するとのことですが,図書館システム側に反映するための,変換した書誌レコード一覧などの提供は考えているのでしょうか?
A6:UCSへの変換処理を実施した書誌レコードの情報は,何らかのかたちでの提供を考えています。


Q7:音標符号をともなうキリル文字等,従来,EXCで入力できていた文字で,UCSに定義されていないものはどうなるのでしょうか?
A7:UCSでは,一つの文字に一つのコードポイントを与えている場合と,複数のパーツを組み合わせて,合成文字として表現する場合があります。EXCで定義された文字の中には,合成文字でしか表現できないものもありますが,対応はとれています。よって,UCS対応となったデータベース中で,複数のパーツで合成文字として表現されている文字も,UIPでは従来どおりEXC文字での表示が保障されます。 UCS対応クライアントの場合,一つの文字に合成して表示できるかどうかは,クライアントの処理方法によって異なることになります。


Q8 :CHINA-MARCは中華人民共和国のものですが,台湾MARCの導入予定はあるのでしょうか?
A8:台湾MARCは,導入する方向で検討しています。


Q9:「中国語資料の取扱い」では,ピンインは全て小文字でしたが,デモのクライアント画面では大文字でした。どちらが正しいのでしょうか?
A9:ピンインは,全て小文字で入力します。 デモで使用したテスト用CHINA-MARCでは,原データが大文字であったため,そのまま大文字が表示されていました。正式に導入するときには,全て小文字に統一します。


(図書目録情報係)