NACSIS-CAT/ILLニュースレター16号 (2005.3.25)


教科書に関する取扱い及び解説

(平成17年3月25日版) 

  本取扱いでは、書誌レコード作成上、従来の図書資料と大きく異なる点を取りまとめた。各事項についての基本的考え方を示すにとどめ、詳細な規則や記述例については、別途作成している「コーディングマニュアル」で規定する。
  また本取扱いは、基本的には日本目録規則1987改訂2版(以下、NCR87R2)に準拠し、その条項と異なる規則について説明する形式をとっている。



1.適用範囲

  原則として、日本の現行教科書制度(昭和24年以降)の教科書及び教師用指導書(以下「指導書」という。)を対象とする。 


2.教科書の特性

  教科書は、一般の図書と異なり、以下のような特性を持つ。


1)文部省(または文部科学省)検定があり教科書の記号・番号を持つ。

    (例)国I 559

2)出版年のほかに検定年が重要になる。

    奥付等に「平成8年2月29日文部省検定済教科書  小学校国語科用」等と検定に関する情報が表示される。

3)使用される学校の種別がある。

    (例)小学校、中学校、高等学校など。

4)教科・科目によって分かれている。

    タイトルが、教科・科目名のみの場合が多い。

    (例)国語、数学

5)その教科書に対応する指導書が存在する。

    対応する検定済み教科書と教科書の記号・番号及び出版者が同一である。小・中・高等学校の教師を対象として出版・販売されている。

6)見本版が存在する。

    教科書には、出版を目的としない見本版が存在する。
    文部省(文部科学省)の教科書検定を受けた小・中・高等学校の見本版で、検定用見本(白表紙本)と採択用見本がある。
    教科書の記号・番号を持ち、内容は通常使用される教科書とほぼ同じである。出版年月日に空欄があり、検定年月日にも空欄がある場合がある。



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