NACSIS-CAT/ILLニュースレター16号 (2005.3.25)

《遡及入力事業について》


1.概要

  本事業は,目録所在情報サービス参加図書館と国立情報学研究所が共同で進める事業です。
  図書館から提出いただいた遡及入力の原案を元に,国立情報学研究所は,遡及入力事業の計画・立案,入力業者への書誌・所蔵登録の仕様書の作成,入力業務の調達事務,進捗状況確認などを行います。なお,図書館システムへの登録に関連する所蔵登録詳細仕様の作成にあたっては図書館に御協力いただいています。その他,図書館は,利用者IDの提供,本遡及入力に係るレコード調整などを担当します。また,本事業で作成した書誌レコードについては,各図書館が作成館としての責任を持ちます。
  所蔵登録に当たって,図書館システム固有データの一定程度以上の入力や資料の整備作業は,本事業の範囲外となります。



2.入力方法

(1)館内で作業を行う場合
  それぞれの図書館で,作業用の端末等,登録作業環境を用意していただく必要があります。通常お使いのクライアントから登録しますので,NACSIS-CATへ遡及入力すると同時に図書館システムへ取り込むことができます。

(2)資料を搬出して作業する場合
  作業環境を準備する必要はありませんが,搬出・搬入時に資料の確認作業が必要となります。また,それぞれの図書館システムへ遡及入力したデータを取り込む際には,別途個別版データ等から取り込む必要があります。


3.今後の予定

  平成17年度は,平成16年度同様,多言語資料(中国語資料,韓国・朝鮮語資料,アラビア文字資料),人文・社会科学系資料,自動登録システム実証実験を柱として行います。平成16年度の自動登録実証実験では,半自動登録機能の有効性の検証と成果の公開を目的としていましたが,平成17年度は,今後の各図書館での遡及入力の契機となることを目標として,図書館のローカルデータベースにのみ大量に登録されているデータの効率的な登録方法の実験を行います。
  平成18年度以降の遡及入力事業では,以下を予定しています。

(1)多言語対応の展開
  中国語,韓国・朝鮮語,アラビア文字資料に続く,次期対応言語としてタイ語の御希望をいただいています。平成17年度から国内の主要所蔵館の協力を得て,NACSIS-CATへのタイ語資料の入力規則等の策定を行う予定です。
  その他,現時点で個別の入力規則等がないもののNACSIS-CATへ定常的に相当数の入力が行われている諸言語の今後の扱いについて,所蔵館・関係機関との間で検討会議を設け,調整を行う予定です。

(2)展示会図録
  今回,数機関から御希望いただきましたが,NACSIS-CATへの入力方法等が未確定ですので,平成17年度中に所蔵館や関係機関との間で検討会議を設け,平成18年度以降の入力に向けて調整を行う予定です。


(目録情報管理係)



前ページへ
5

次ページへ