展覧会カタログに関する取扱い及び解説

(平成18年6月15日版)



  本取扱いでは、書誌レコード作成上、従来の図書資料と大きく異なる点を取りまとめた。
  各事項についての基本的考え方を示すにとどめ、詳細な規則や記述例については、別途作成している「コーディングマニュアル」で規定する。
  また本取扱いは、基本的には日本目録規則1987年版改訂2版(以下、NCR87R2)および英米目録規則第2版(以下、AACR2)に準拠し、その条項と異なる規則について説明する形式をとっている。

1. 適用範囲

  原則として、美術館・博物館・画廊等で開催される展覧会・ワークショップにおいて発行される図録・目録類を対象とする。また、こうした展覧会を機会として出版された作家論、作品論、作品集等も対象とするが、展覧会の出品作品が同定できないものはこれに含まない。

2. 展覧会カタログの特性

2. 1 用語の整理

  本取扱いおよび別途作成する「コーディングマニュアル」においては、展覧会に関連する以下の用語を次の意味で用いることとする。

  ・  個展:1人の出品作家による展覧会
  ・  グループ展:2人以上の出品作家による展覧会

  ・  単館展:美術館・博物館・画廊等が一会場・会期だけで開催する展覧会
  ・  巡回展:複数の美術館・博物館・画廊等で開催する複数館開催展
  ・  年次展・回次展:年次・回次を持つ展覧会 (例)二紀展、正倉院展など

2. 2 展覧会カタログの特性

  展覧会カタログは、以下のような特性を持つ。

  1)基本的に展覧会の名称・会期・会場が記載されている。ただし、展覧会カタログであることを示す記述のみ
    が記載されていることもある。また、巡回展の場合は、巡回先の複数の会期・会場が記載されている。
  2)編著者、出版者のほかに、主催者が記載されているものがある。
  3)通常は展覧会会場で販売・配布されるが、展覧会と同時に(または後日)、別の出版者から刊行されるもの
    もあり、こうしたものは一般の図書と同様に市販される。
  4)カタログ本体とは別途に会場等で配布される出品目録があり,出品目録だけが単独で流通する場合があ
    る。




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