2.視聴覚資料の特性

  視聴覚資料は以下のような特性を持つ。
1)データを記録した媒体とそれを収める容器で構成されている。
2)録音物、映像の製作者と、発行者や頒布者が異なっていることが多い。
3)同じ内容の資料が標準番号、発行者番号を変えて再発売されることが多い。
4)資料の利用に媒体の種類、記録方式に合致した再生機器を必要とするため、再生方法が限定される。
5)視聴覚資料では、二種類の著作権マークが使用されている。
   ・  マーク:万国著作権条約によるマーク。著作権者の名前、最初に著作物を発行
      した年と共に表示する。著作権を得るために政府機関への登録等が必要な国に
      おいても、登録されているものとみなして著作権の保護を受けるためのマーク。
   ・  マーク:実演家、レコード製作者及び放送事業者の保護に関する国際条約(実
      演家等保護条約)および、許諾を得ないレコードの複製からのレコード製作者の
      保護に関する条約(レコード保護条約)によるマーク。最初に発行した年、レコー
      ド製作者又はその許諾を得た者の名や商標などと共に表示する。実演家、レコ
      ード製作者が著作隣接権を得るために政府機関への登録等が必要な国におい
      ても、登録されているものとみなして著作隣接権の保護を受けるためのマーク。
      ベスト盤など、収録された楽曲によって最初に発行された年が異なる場合、すべ
      ての発行年を記載する必要がある。

3.補足

1)視聴覚資料の和洋区分は、録音資料、映像資料の各コーディングマニュアルによることとする。よって、コーディングマニュアル本体 0.1.2選択事項の(2)は廃止する。
  これは、国際単位系(SI)により、長さの基本単位はメートル法が国際標準となっているためと、AACR2にインチ表示の例示が少なく、書誌作成館が独自にcm表示の大きさをインチへ変換する際にゆれが生じるのを防ぐためである。
3)コーディングマニュアル本体では、特に指定のある場合を除き、和資料においては日本目録規則1987年版改訂版が、洋資料においては英米目録規則第2版(1988年改訂、1993年修正)が準拠すべき目録規則だが、本取扱いおよびコーディングマニュアルでは、NCR87R3とAACR2 Update2005を使用することとする。

以上




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