NACSIS-CAT/ILLニュースレター30号 (2010.6.30)


ILLシステムの改修

  平成22年7月22日(木)に,本誌28号(2009.10.30)および29号(2010.2.26)でお知らせしたILLシステムの改修と日米/日韓ILLシステムの改修を行います。主な変更点は以下のとおりです。

  @SENDG(履歴グループフィールド)の繰り返し数超過時の仕様変更(対象:全ILL)

  SENDG(履歴グループフィールド)の繰り返し数は50回となっており,上限を超えた場合は更新エラーとなります。なお,ISO ILLにおいても,上記の更新エラーが発生した場合は,APDUは送信されません。

  参考:
   ・ ILLシステム操作マニュアル第6版 Appendix付録 A.3 運用上の注意事項


   ・ ILLシステム操作マニュアル第6版 Appendix付録 A.4 困った時の対処法


        ■困った時の対処法(共通)



  A更新定義の仕様変更(対象:全ILL)

   ・ ASTAF(受付館担当者等)
  複写依頼ファイルの「クレーム回答待」→[RECEIVE]→「到着処理中」のASTAF(受付館担当者等)の更新定義を"E"(サーバ削除フィールド)から"X"(送信データは無視)に変更します。

   ・ ISOGID(APDU識別グループ),ISOID(APDU識別グループID)
  複写依頼ファイル,貸借依頼ファイルの「照会」→[RETRY]→「準備中」と「CANCEL」 →[CALLBACK]→「準備中」のISOGID(APDU識別グループ),ISOID(APDU識別グループID)の更新定義を"E"(サーバ削除フィールド)から"X"(送信データは無視)に変更します。

  B同一レコードでの再依頼機能の改善(対象:日米ILL,日韓ILL)

  同一ID(ILLレコードID)による再依頼が可能になります。ただし同一ID(ILLレコードID),同一HMLISO(ISO所蔵館コード),同一ODATE(依頼日)による再依頼に限り,ISO処理用識別IDが重複になりますので,転送エラーとして処理されます。

  C複写依頼時のReceivedAPDU送信処理の仕様変更(対象:日米ILL,日韓ILL)

  ReceivedAPDUが送信されるとOCLC及びKERIS側のレコード修正が困難となるため,複写依頼時のReceivedAPDUの送信処理を,RECEIVEコマンドを発行した段階ではなく,OKコマンドの発行後に送信されるようにします。なお,貸借依頼時のReceivedAPDU送信処理については対応済み(BORROWコマンド発行後に送信)です。

  D受付業務におけるSUMチェックに関する仕様変更(対象:日米ILL,日韓ILL)

  SENDコマンド発行時に入力されるSUM(合計金額)フィールドの値に対し,以下のチェック機能を追加します。

  (日米ILL)
  SUM(合計金額)フィールドに数字以外が入力されている場合,または4桁以上の数字である場合,もしくは小数点が入力され小数点以下が2桁以外の場合は,転送エラーとしてクレーム未処理に状態遷移します。

  参考:
   ・ ILLシステム操作マニュアルISO ILLプロトコル対応第2版
      4. 日米受付館業務 4.3 資料を発送する

  

(日韓ILL)
  SUM(合計金額)フィールドに小数点が入力された場合は,転送エラーとしてクレーム未処理に状態遷移します。

  参考:
   ・ ILLシステム操作マニュアルISO ILLプロトコル対応第2版
      6. 日韓受付館業務 6.3 資料を発送する



(NACSIS-ILL担当)



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