特殊文字・特殊言語資料に関する取扱い及び解説
(平成23年12月9日版)

  本取扱いでは,特殊文字・特殊言語資料について,書誌レコード作成上,基本方針を中心に取りまとめた。各事項の具体的なデータ記入の方法については,別途作成している「コーディングマニュアル」で規定する。

1. 適用範囲
  本取扱いは,従来規則で取り扱い困難な特殊文字・特殊言語で書かれた資料を対象とする。すなわち,日本語および英語等のラテン文字以外で書かれた資料が対象となる。但し,別途規則が定められている文字,言語については対象とせず,当該規則で取り扱うものとする。平成21年10月現在別途規則が定められている文字,言語は以下のとおり。
 ・  中国語
 ・  韓国・朝鮮語
 ・  アラビア文字
 ・  タイ文字
 ・  デーヴァナガリ文字

  キリル文字,ギリシア語に関しては,別途規則が定められていないため,本取扱い及びコーディングマニュアルで取り扱うこととなる。

2. 適用する目録規則
  特殊文字・特殊言語資料の登録においては,「英米目録規則第2版(1988年改訂,1993年修正)」を適用する。

  日本語,中国語,韓国・朝鮮語以外の資料については,「英米目録規則第2版(1988年改訂,1993年修正)」を適用することとなる。
  中国で出版されたチベット語の資料のように,奥付に中国語表記を持つ資料であっても,本文中の言語から中国語以外の資料とするのが適切と考えられる資料については,「英米目録規則第2版(1988年改訂,1993年修正)」を適用し,標題紙にある原綴でのタイトル表記をTRに記述する形で書誌を作成する。


3. 目録用言語
  特殊文字・特殊言語資料においては,目録用言語として英語を用いる。ただし,必要に応じて,目録対象資料の本文の言語を目録用言語として使用できる。

4. 記述に用いる文字
  転記の原則に従い,原則として,記述対象資料に表示されているままの字体を使用する。目録システムにおいて使用可能な文字セット(目録システム用文字セット)ではない場合は翻字で入力することができる。
ただし,書字方向が右から左の文字のうち,数字のみ書字方向が逆になる場合は,転記の原則の例外としてアラビア数字で記入する。なお,この  場合,原綴をVTに記入する。

  Modi script(マラーティー語で使用されていた、マラーティー語を表記する文字種)のように文字コードが未設定の文字種等は翻字で入力する。
  基本的には転記の原則に従って入力できるが,特定の文字だけは文字コードが存在しない等の理由により入力できない場合においては,該当の文字だけを,LCの採用する方式に準じて,当該言語に応じた翻字形を「◆」で囲んで入力する。
  数字についても転記の原則を適用し、巻冊次、親書誌番号など英米目録規則およびコーディングマニュアルで定める特定のフィールドを除いて、書かれている通りの文字種で記述する。検索時に,いわゆるアラビア数字で検索される可能性を考慮し,VTを追加することが望ましい。
  文字コードの割り当てや翻字等の問題により,検索にゆれが生じると考えられる点について,正規化処理のシステム改造を行う。なお,正規化処理については,「NACSIS-CATにおける正規化処理について」* を参照のこと。
*平成23年度末公開予定




































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