NACSIS-CAT/ILLニュースレター4号 (2001.8.17)



韓国・朝鮮語資料の取扱い(案)の公開



  平成11年度から,韓国・朝鮮語資料の取扱いに関する小委員会を総合目録委員会の下に設置し,取扱い上の問題点等を検討してきました。検討の結果まとめた「韓国・朝鮮語資料の取扱い(案)」(以下「取扱い案」という)を,平成13年7月に各参加機関に送付し,内容についての御意見等をお寄せいただきました。今後,御意見等を参考にさらに検討を進め,平成13年度内に「取扱い」を確定します。
  以下に,「取扱い案」について解説します。詳細については,本号付録を御覧ください。

 1. 韓国・朝鮮語資料の取扱い(案)
  「取扱い案」は,「基本方針」,「『目録情報の基準』の変更点」から構成されています。
  「基本方針」では,(1) 韓国・朝鮮語資料について適用する目録規則は,原則として「日本目録規則1987年版改訂版」とすること,(2)記述部分は,転記の原則に従い,書かれたままの字体で記録すること,(3)単語単位での検索を可能とするため,単語分かちが必要な場合,ハングルによるヨミを付与すること,(4)著者名典拠レコードの統一標目形には,資料に表示されている字体を用いるが,著名な著者等については,良く知られた字体を採用すること,(5)古籍については,別ファイルを設定することはないが,入力規則を別に作成する予定であること,(6)韓国・朝鮮語資料で暫定入力されている既存データは,段階的に「取扱い案」にそったレコードへ修正していくこと,が主な内容となっています。「『目録情報の基準』の変更点」は,上記の基本方針に従った『目録情報の基準』の変更点について示したものです。特に「韓国・朝鮮語資料のヨミの表記及び分かち書き規則」は,目録作業を行う際の基本となります。なお,この規則は,ヨミや分かちそのものの標準化を目的とするものではなく,あくまで検索用インデクスを作成するための便宜的な規則であることに留意してください。

2. システム面での対応
  目録所在情報データベース(総合目録データベース,参照ファイル)では,平成12年1月に文字セットとしてUCSを採用しているので,システムの大きな変更はありません。韓国・朝鮮語資料については,ハングル表記,漢字表記ともに,UCSに対応したクライアントシステムにて入力・表示が可能です。

3. KORMARCの導入
  韓国・朝鮮語資料の総合目録データベースへの効率的な入力を支援するため,参照MARCとしてKORMARC(韓国国立中央図書館が作成する,韓国全国書誌。約100万書誌のレコードを収納)を導入する予定です。

(文字情報係)


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