NACSIS-CAT/ILLニュースレター41号 (2015.9.30)



 ・  出版者が変わっているが,その境目を所蔵していないので注記が書けない?
→ 目録規則やC.M.にはありませんが,注記の書き方として< >を使って「少なくとも...からは」という記述が可能です。
参考文献:"Notes for serial cataloging" 3rd ed. (ISBN: 9781591586531 <BB0444519X>)
  例
NOTE:出版者変更: 小澤昔ばなし研究所 (<59号 (2014.春)>-)
NOTE:Publisher varies: Routledge, Taylor & Francis (<Vol. 16, no. 1 (Mar. 2014)>-)
 
 ・  大きさ等が変わっているが,その境目を所蔵していないので注記が書けない?
→ 同様に,ご所蔵の号で分かる範囲を,< >を使って記述してください。
  例
NOTE:大きさ変更あり: 26cm (vol. 1 (1981)-)→21cm (<vol. 15 (1996)>-)
少なくともvol. 15からは21cmであることがこれで示せます。他にも刊行途中から並列タイトルが出現したが,欠号が多くていつからか分からないなどの場合にも,同様の方法で注記することができます。
 
※ただし,不等号< >の記号はTRフィールド等,使用できないフィールドがあります。NOTEフィールド以外で< >を使用する際は,C.M.1.1.3B (1)にある記号の表記法「例外規定」に注意してください。


2) 本体とSupplementは派生関係として変遷報告するか?


  本体と別の独自の巻号付けを持つ付属・補遺資料(別冊,増刊など)は,本体と同一のタイトルであっても別書誌レコードとし(C.M.0.4.3 B4),共通タイトルの後に区切り記号「.△」を置いて付録や補遺資料である表示を記録します。そして,付録・補遺資料と本体の関係は,変遷以外の他雑誌との関係のひとつと捉えます。『英米目録規則第2版』(AACR2)12.7B7では他の逐次刊行物との関係として,継続,合併,分離,吸収(NACSIS-CATでの変遷関係)の他に,翻訳,複製,版などと並んで,付録であることを注記することになっています。
  本体と付属・補遺資料・Supplementの関係は,派生の定義「ある雑誌から別の雑誌が分離,独立して創刊された場合」(C.M.6.0.1 B2)にあてはまるだろうか?と迷われることがあるかと思いますが,変遷マップは作成していません。「NOTE:Supplement to: Scandinavian journal of work environment & health」というような注記があっても,変遷報告は不要です。

(NACSIS-CAT担当)



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