NACSIS-CAT/ILLニュースレター42号 (2016.3.4)



2班 NACSIS-CATの運用モデル再考:目録センター館を含む書誌作成の改善
  共同分担方式の最適化に向けた見直しに関しては「次世代目録所在情報サービスの在り方について(最終報告)」(2009年3月)をはじめとして,具体的な提案がなされている。本調査はこれらの提案をもとに,書誌作成の改善に向けての運用モデル構築を目指すものである。しかし,運用モデル再考にあたっては,共同分担方式の理念と実態との乖離がNACSIS-CATの課題として挙げられているが,書誌作成の対象資料や作成館の「実態」について,モデル再考に必要な情報を把握できているとはいえない。そのため,本調査においては,モデル再考にあたっての第一段階として,作成している書誌とその作成館の実態を把握することを目的とした調査を行った。
  調査では,予備調査として行った@書誌作成機能分担のシミュレーション,A書誌作成所要時間調査,を踏まえ,Bオリジナル書誌の言語別・形態別分析,Cインタビュー調査によるスキル分析,Dオリジナル書誌データの内容分析,Eオリジナル書誌作成の地域分析,を行った。これらの調査により,オリジナル書誌作成の全てを少数の館に集中化させるプランは現実的でないものの,内容を判断するために特殊な知識を要する一部の資料については検討の余地があることが分かった。また,NACSIS-CAT独自構造である階層構造,VOL積みの修正が目録作業時の負担になっていることが窺われた。
  調査の結果を踏まえ,書誌作成の改善のモデルとして,参加機関が平等に書誌作成を行なう分担方式ではなく,オリジナル書誌作成館と非作成館に参加機関を二分するのでもない,調整役を導入しスキルを持つ「センター館」と連携する共同分担方式を提案する。

   ♦ 平成28年度のご案内(予定)
  平成28年度は,テーマを「研究データを用いたサービスの調査・企画」とする予定です。
  本研修に係る詳細は,『平成28年度教育研修事業要綱』として,下記ウェブサイトでお知らせします。

(教育研修事業担当)



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