NACSIS-CAT/ILLニュースレター5号 (2001.12.20)
     エンドユーザレベルでのハングル入力環境は未だ整備されていないと考えられるので,ハングル以外で検索できるのが望ましい。

(審議内容)
       暫定入力レコードとの関連は問題であるが,現行の暫定入力も,方法を一つに規定しておらず,検索時には,いくつかの検索キーによる検索が必要である。むしろ,検索の原則を一本化する方針で,韓国・朝鮮語資料を転記原則によって入力し,ハングル等により検索することを基本と考える。
  目録作業では,本来その言語の知識を前提とせざるを得ない。但し,担当者にかかる負担の軽減策を用意する方策を考える。例えば,半自動での漢字ハングル変換ツールの提供,中韓字典・漢韓辞書玉篇等の作業用参考資料リストの公開,分かち例の収集,分離すべき助詞等の例示などで対応する。
  ハングルの入出力については,業務担当者へWebUIPによるハングル入力の環境を提供し,エンドユーザの検索については,Webcatの英語版における多言語検索を推奨することで,ハングルでの検索を基本と考えたい。

(2) 対応する漢字形,従来の日本語カナヨミについて
(意見・要望)
     可能な限り入力すべき。
     中国語資料と同じように,韓国・朝鮮語資料においても「ヨミフィールド」は日本語ヨミを付与,「その他のヨミフィールド」にハングルヨミを付与とした方が,日本語・ハングルともに検索が可能であり,良い。
(審議内容)
       漢字形,カタカナヨミを付与できない書誌がある。このため規則上,統一的な取り決めとしては,日本語ヨミ表記を必須とはできない。ただし,VTフィールドあるいはSFフィールド等に入力し,検索できるようにするという方法で対応する。

(3) 典拠レコード
(意見・要望)
     同一対象に対するレコードは各言語共通で1つのみ,標目形は一意にしてその修正は不可とする原則は従来どおりのままで,漢字,ハングル,カタカナ,ラテン文字などの文字種に優先順位をつけず「作成する際に用いた資料に表示されている字体のまま記録する」という取扱い(案)が適用されたら,重複レコードの温床になるのでは?
     もし韓国・朝鮮名を取扱い(案)のようにするなら,AACR2適用分でキリル文字等をローマナイズして記録していることの必然性も問い直すべきでは?
(審議内容)
       重複レコードの作成を防ぐには,ハングルでの検索を基本と考えて,検索を慎重に行うことが大切である。運用して重大な問題点があれば,再検討する。
  キリル文字等の問題も,必要に応じて今後検討する。

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