NACSIS-CAT/ILLニュースレター5号 (2001.12.20)

総合目録データベースにおける劣化資料の取扱い


1. 経緯
   総合目録データベースにおける劣化資料の取扱いに関しては,国立大学図書館協議会からの要望により,所蔵レコードのCPYNTフィールドに記録する方法を可能としました(初出は「オンライン・システムニュースレター」No.36掲載の「CPYNTフィールドの記述内容について」。本記事「3.劣化資料の記述方法」にも再掲載。URL:http://www.nii.ac.jp/CAT-ILL/PUB/nukizuri/nukizuri.222.html)。これは,国立大学図書館協議会が,劣化資料に関して何らかの対策を講じるために,長期保存対象となる資料についての調査を,総合目録データベースに入力するという方法で実施した時の記述方法です。
   この調査のための入力期間は,平成4年10月から平成6年11月末まででした。しかし,その後の登録状況を調査したところ,次の通り,平成6年12月以降も多数の入力があることが判明しました。これらの登録データは,劣化資料に対する方策を検討するために,図書館にとっては非常に貴重な基礎数値となりうるものです。
   この状況に関して,平成13年度第1回総合目録委員会で審議した結果,さらに,劣化資料の入力を推奨すべきであるとの結論となりました。今後は,国立大学以外の機関においても,遡及入力等を進める場合には,本記事「3.劣化資料の記述方法」に従い,劣化資料の入力を行うことを御検討ください。

2. 総合目録データベースへの劣化資料の登録状況
(1) 平成4年10月〜平成6年11月入力数(国立大学図書館協議会集計分)
    
図書(冊数)
雑誌(タイトル数)
劣化度A(劣化進行中)
20,051 1,445
劣化度B(著しい劣化)
3,036 52
合      計
23,087 1,497


(2) 平成6年12月以降入力数
     図書(冊数)* 雑誌(タイトル数)**
平成6年度(12月以降) 2,641
平成7年度 4,342
平成8年度 17,272
平成9年度 13,225
平成10年度 16,420
平成11年度 15,843
平成12年度 13,414
合      計 83,157 383
*最終更新年度でカウント
**所蔵レコードが何度も更新されるため,入力年度の特定不可




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