NACSIS-CAT/ILLニュースレター6号 (2002.3.29)


平成14年1月31日


「韓国・朝鮮語資料の取扱い」




  解説本解説は,2002年1月に公開した「韓国・朝鮮語資料の取扱い」(以下,「取扱い」)の主要な部分について,結論にいたるまでの検討内容を解説したものである。
  「取扱い」の構成は,『T基本方針』,『U「目録情報の基準」の変更点について』の2部からなる。『T基本方針』においては,適用する目録規則,ハングル表記を規定し,『U「目録情報の基準」の変更点について』においては,「目録情報の基準」に関連する項目の変更点,韓国・朝鮮語資料のヨミの表記及び分かち規則を新たに規定している。
  なお参考として,「取扱い」作成までの経緯を付した。

T基本方針
1.適用する目録規則
  「日本目録規則1987年版改訂2版」を適用することとしたのは,韓国・朝鮮語資料と日本語資料には,出版慣習における細かな差異があるが,目録作業に関して問題となるほどの相違は検討の段階で特になかったためである。今後の運用によって問題があれば,再検討することとしたい。なお参照MARCとして利用するKORMARCでの記述と「日本目録規則1987年版改訂2版」との相違については,導入時のデータ変換による手当てまたはコーディングマニュアル等での「参照MARC流用時の注意事項」において対処することとした。

2.分かち書き及びヨミの付与
2.1ハングル分かち書き
  韓国・朝鮮語資料の記述部分は,転記の原則に従い,書かれたままの字体で分かち書きをも含めて記録する。ただし,韓国・朝鮮語資料の分かち書きの単位は,意味上識別ができる程度のものであり,必ずしも単語単位で分かち書きされているわけではない。また,書名等が漢字表記を含む場合は,構成要素である単語ごとの分かち書きとはなっていないことが多いため,単語単位での検索を保障できない。
  目録業務・ILL業務等でレコードを検索するにあたっては,単語単位でも検索できる必要がある。そこで,日本語における漢字の分かち書き規則に準じた分かち書き規則(韓国・朝鮮語における固有の文法事項に関する規則を含む)を定め,ヨミフィールドに分かち書きを入力することにより,単語単位のインデクスをシステムが作成できるようにした。



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